本格的なオーディオコンポでなくても、スマホ等の音源を手軽に、室内や野外で楽しめるBluetoothスピーカー。
それだけで魅力あるアイテムですが、数年前から小型ながら高音質で、しかも重低音再生ができるモデルも増えています。
機種が多くて、選択肢がたくさんあるのは良いことですが、逆に多過ぎるのでは今度はどれを選んだら失敗しないか、分からなくなる可能性もあるでしょう。
失敗したら、また買い直せば良いと言う考え方もあるかも知れませんが、でもやっぱり一発で納得できるモデルに出会いたいものですよね?
そこで今回は「高音質で重低音が魅力のBluetoothスピーカー」で、ポータブルタイプと据え置き型タイプから、おすすめを2機種ずつ厳選してご紹介しましょう。
Bluetoothスピーカー ポータブルベストモデルを選ぶための条件
小型でも重低音を楽しみたいのならパッシブラジエーター内蔵型を
バッテリーを内蔵しているポータブルモデルなら、手軽に持ち運んて、どこでも複数の人と音楽を楽しむことが可能です。
ただし小型であるゆえ、使用するスピーカーユニットも小さくなってしまうため、低音再生には不利になってしまいます。
そこで低音不足を補い、重低音を鳴らす役目をするのが、パッシブラジエーターと呼ばれる装置。
ブックシェルフスピーカーに良くある、バスレフ構造と同様の機能を果たすものですね。
ぜひ、これを内蔵したモデルを選んで下さい。
これを搭載しているかどうかで、かなり音が変わるので、購入する際は良く確認しておくと良いでしょう。
でもパッシブラジエーターを搭載していても、それほど重低音が効かないモデルもあるので、ユーザーレビューを良く読むか、実物を聴いて確かめることをおすすめします。
アプリにイコライザー機能があると自分好みの音質にできる
多くのポータブルBluetoothスピーカーには、メーカーからアプリが提供されていますが、その中にイコライザー機能があると便利。
簡単にジャズやロック、ポップスなどに相応しい音質に変えられたり、さらにグラフィック式のイコライザーがあると、より細かく好みの音質を作ることができるんです。
これがあると重低音の量を増減したり、高音のきらびやかさを調整できますよ。
また野外では、思いっ切りドンシャリ鳴らしても、室内ではやや大人しい音にしたい時もあるのではないでしょうか。
そんな場合でもイコライザーは役に立つんです。
野外で使うことを考えれば防水機能は外せない
ポータブルモデルを使うなら、野外や風呂場で鳴らす機会も多いことでしょう。
国際規格の防水基準となるIPX5~IPX7をクリアしていれば、雨に濡れても大丈夫だけでなく、わずかな時間なら水没にも耐えられます。
この機能があれば、簡単に水で壊れてしまうことはありません。
ただし防水機能が充実していても、そのおかげで音がモゴモゴして、クリアに聞こえないモデルもあるので、その点は注意すべきですね。
できるだけ長時間再生が可能な大容量バッテリーのモデルを選びたい
せっかくワイヤレスで鳴らせているのに、すぐにバッテリー切れを起こすようでは、リスニングに没頭できません。
なのでボディが多少大きく重くても、大容量バッテリー搭載モデルを選びたいもの。
満タン充電で、半日(12時間)程度持つものが理想です。
これなら充電作業は、多くて1日1回で済ませられますからね。
Bluetoothスピーカー 据え置きベストモデルを選ぶための条件
据え置きモデルを選ぶならバスレフ型やパッシブラジエーター型を
Bluetoothスピーカーの据え置きモデルと言うと、本来なら、アクティブスピーカーのカテゴリーに入るかも知れません。
バッテリーは内蔵していないので、AC100V電源が必要になり、手軽に持ち運ぶことはできません。
とは言えアンプは内蔵している訳ですから、別途にプリメインアンプが不要で、小型ならデスクトップに置けて省スペースに貢献します。
ですが、本体が小型だと低音再生には不利。
なので、バスレフ型やパッシブラジエーター型に注目して、重低音を補ったモデルを選ぶと良いでしょう。
またボリュームコントロールと共に、トーンコントロールが付いた機種なら、容易に自分の好む音質に調整できて便利です。
デジタル入力可能ならPCやTVの音源を高音質で再生できる
Bluetoothスピーカーの据え置きモデルはRCA端子が付くモデルが多いので、これを使いイコライザー内蔵のレコードプレーヤーと接続して、アナログレコードが楽しめます。
さらに同軸入力端子や光入力端子が付いていればデジタル入力が可能となり、Bluetoothより高音質なPCやTV用スピーカーとしても使えるんです。
ポータブルモデルは、ワイヤレスでしか他機器とつなげない機種が多いですから、色んなソースを聴きたい人なら、据え置き型の方ををおすすめしましょう。
以上を踏まえて、次にあなたに相応しいBluetoothスピーカーを、ポータブルタイプと据え置きタイプに分けて厳選し、2機種ずつピックアップしたいと思います。
JBL FLIP6 おすすめBluetoothスピーカー その1
FLIP6は、ジャズ/ロックにピッタリの音作りで有名なJBLの製品だけあり、ゴキゲンな音を奏でるポータブルBluetoothスピーカー。
小型なボディながら20Wのハイパワーと、44x80㎜楕円ウーファーと16㎜円形ツイーターの、2ウェイ構成になっています。
低音から高音まで、非常にクリアな音で鳴るのが特徴です。
その上で、ボディサイドにパッシブラジエーターを搭載し、腹に響く重低音を加え迫力のサウンドが味わえます。
バッテリーは4800mAhの大容量のものを内蔵し、わずか2.5時間の充電で最大12時間稼動させられます。
バッテリーの残量を気にせずに、1日中音楽を楽しめるのは、もうゴキゲンでしかありませんよね?
またIP67の防水防磁設計で、雨に濡れたり風呂場で使っても平気。
場所を選ばず迫力サウンドに浸りたい人には、イチオシの製品です。
JBL FLIP 6 Bluetooth 5.1 ワイヤレス IP67 防水 スピーカー ジェービーエル 防塵
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Bose SoundLink Flex おすすめBluetoothスピーカー その2
SoundLink Flexは、FLIP6の良きライバルとなる、同じポータブルBluetoothスピーカーです。
こちらは60㎜口径フルレンジユニットと、楕円パッシブラジエーターの構成。
最大出力は公表されていないものの、FLIP6同様にパワフルな重低音で迫力サウンドを楽しめます。
フルレンジ1個の構成でも高音までしっかり伸びる、いわゆるドンシャリサウンドで、これが好きな人にはたまらないモデルですよ。
本機もIP67をクリアしており、水やホコリに強い構造になっています。
防水/防塵設計のモデルは、モゴモゴした音になりやすいと言われますが、本機は独自の構造でその心配は無用です。
そして本機の音の特徴は、Position IQテクノロジーを採用していること。
ポータブルスピーカーは、野外では地面に置いたり木に吊るしたりと、色んな場所に設置して楽しんだりします。
それをこのSoundLink Flexでは、どんな使い方をしても、同じ音質で音を出せる機能を搭載。
いわゆる、360度スピーカーに似た効果を発揮するんですね。
そのおかげで、FLIP6と同じモノラルスピーカーでありながら、本機は疑似ステレオサウンドが味わえるんです。
どんな設置のしかたをしても聞こえ方が変わらないのは、SoundLink Flexの嬉しい機能と言えるでしょう。
Bose SoundLink Flex Bluetooth speaker ポータブル ワイヤレス スピーカー マイク付き 最大12時間 再生 防水・防塵 |
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EDIFIER R1380DB-BR おすすめBluetoothスピーカー その3
R1380DB-BRはBluetoothに対応する、据え置きタイプのアクティブスピーカーです。
AC100V電源が必要であり、手軽に持ち運ぶ訳にはいかないので、PCやTVの脇に置いて使うのが一般的。
116㎜口径のウーファーと、25㎜口径のツイーターとの2ウェイスピーカー構成で、前面にダクトがあるバスレフ型としています。
最大出力は総合で42Wあり、ブックシェルフスピーカーとしては、小型ながらしっかりした重低音を再生。
またBluetooth5.1に対応していることで、スマホ等の音源をしっかり受け止め、多少距離が離れていても確実につながるのが特徴です。
そして据え置きモデルだけあり、RCAやデジタルの有線入力が充実しています。
通常はPCやTV用の高音質スピーカーとして使いながら、Bluetoothで簡単にスマホの音源を再生したりして、多用途に使うことが可能です。
本体横にボリュームのほか、バス・トレブルのトーンコントロールも装備していますから、自分の好みの音に簡単に調整できるのもメリット。
付属品にワイヤレスリモコンもあり、遠隔操作で入力を切り替えたり音量を変えたりと、部屋の中で便利に使えるのは、とても重宝することでしょう。
それでいて、ポータブルBluetoothスピーカー並みの価格で買えるんですから、野外で使う機会がないのなら、本機の方がずっと満足感を得られるかも知れません。
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SONY SRS-RA5000 おすすめBluetoothスピーカー その4
こちらSRS-RA5000は、Bluetoothスピーカーと言っても、こだわりの強いリスナー向けの、据え置きタイプワイヤレススピーカーです。
一般的に、部屋で使うアクティブスピーカーは、R1380DB-BRのように左右2台に分かれていますが、本機はこれ1台で立体的な音を奏でます。
本体は、左右上下別々の方向に向けて装着された6つのユニットにより、360度に音を放射するシステムで、ウーファーのみバスレフ型としたスピーカーとなっているんですね。
本機は、スマホの音源が再生できるBluetooth対応モデルでありながら、実は最初に家庭のWi-Fiと接続しないといけません。
その理由は、360 Reality Audioと呼ばれる本格的360度サウンドを聴くために、Amazon musicやnug.netからネットを通じて、音源を購入する必要があるからです。
360度サウンドを聴くため、サブスクで維持費を払うのは少し気が引けますが、こだわり派のオーディオファンにはとても興味のあるところでしょう。
音質はライブ会場にいるような、部屋全体に広がる落ち着いた瑞々しい感じの、重低音が効いたもの。
低重心なところはBoseのようでもありますが、ドンシャリ音ではありません。
360 Reality Audioではない普通の2ch音源は、360度音響にはならないものの、Immersive Audio Enhancement機能で疑似360度音響を楽しめます。
スマホの音もワイヤレスで楽しめて、1台で部屋中にパッと広がる音に憧れる人に相応しい、おすすめのスピーカーシステムではないでしょうか。
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まとめ
以上今回は、高音質で重低音が魅力のおすすめBluetoothスピーカーを、4機種厳選してご紹介しました。
ワイヤレスの利点を最も生かせるのは、やはりバッテリーを内蔵した、ポータブルタイプのモデルです。
その中で高音質で重低音が楽しめる機種は、FLIP6とSoundLink Flexの2つが、コストパフォーマンスも高く製品として優れています。
水やホコリ、ある程度衝撃にも強いので信頼性も高く、安心して使えるのが良いですね。
どちらもパワフルで、ゴキゲンなサウンドが12時間に渡り楽しめるのは、ユーザーに取って満足度の高いものになるハズ。
また、アクティブな扱いはせず部屋だけで使うなら、何かと多機能な、据え置きタイプのモデルを選ぶと良いでしょう。
R1380DB-BRは、高音質でしかも重低音も楽しめ、しかもPCやTVスピーカーとして使えて、価格がポータブルタイプと変わらないのが魅力ですね。
SRS-RA5000は、今までにない360度立体音響が味わえるのが特徴。
本格的な360度サウンドを堪能するには、別途に料金が掛かりますが、こだわりのユーザーなら無視はできないのでは?
普通の2ch音源でも疑似360度サウンドが楽しめることで、今まで経験のない音の変化に感動して、さらにオーディオ好きになるかも知れません。
今までのコンポとは違う新しい音の楽しみ方に、Bluetoothスピーカーはきっとあなたを魅了することでしょう。
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