最近は音楽CDを買い集める風習が減り、ネットからのダウンロード購入が一般的になっていますね。
基本的にパソコンを持たない人はスマホに溜めるでしょうが、パソコン派ならHDDなどに入れることの方が多いことでしょう。
「でもパソコンのスピーカーは音が悪いから、ミニコンポなんかで再生できると良いのに」と、あなたは思いませんか?
オーディオコンポとパソコンを接続する方法は幾つかあり、手っ取り早いのはパソコンのヘッドホン端子から出力して、コンポの外部入力(RCA端子)へつなぐことです。
しかし、この方法はあくまでアナログ接続であるため、ノイズが入ったり良い音で音楽を楽しむことができません。
そこで、デジタルの高音質を損なわずコンポにデータを送るのには、DAC(デジタルアナログコンバーター)を間に介せば良いです。
今回は、高音質でオーディオコンポとパソコンを接続したい人へ、特に扱いが簡単なUSB-DACを使う方法をお話しようと思います。
お手持ちのコンポがパソコンと直接つながる仕様になってはいないか?
まずは、もしあなたがお持ちのアンプまたはレシーバーが、DAC内蔵でしたら、パソコンと直接接続が可能です。
アンプやレシーバーの背面にデジタル入力端子があれば、それらはDAC内蔵なのでデジタルデータを直接受け入れられますよ。
デジタル入力端子には、光・同軸・USBの3種類があります。
パソコン側にも、これらいずれかの出力端子があれば接続はカンタン。
パソコンには、光・同軸出力端子がないものもありますがUSB端子は必ずありますから、データを受け入れるコンポ側にもUSB端子があるなら接続は確実です。
後は、それぞれの接続に必要なケーブル(光・同軸・USBケーブル)でつなげば、オーディオコンポでパソコン内の音楽データを再生することができますよ。
従来のコンポに接続するならUSB-DACを使って再生が可能に
あなたがお持ちのコンポが従来のアナログコンポなら、パソコンとは直接つなぐことはできません。
なのでこの場合は、USB-DACを購入してコンポとパソコンの間に介せば接続が可能になります。
DACには光や同軸の入力端子があっても、USB端子がないモデルもあるので、必ずUSB端子の付いたUSB-DACを選んで下さい。
理由は前項と同じで、パソコンには必ずUSB端子は付いていますが、光や同軸の出力端子も付いているとは限らないからです。
デジタルデータの伝送は、今やUSBタイプが主流と言えますからね。
DACはパソコンから入力したデジタルデータを、アナログデータに変換して出力します。
出力したアナログデータは、RCAケーブルを使ってコンポの外部入力端子へ送ります。
DACと言う機器は、オーディオコンポと同じで価格差が非常に大きく、数千円のものから数十万円のものまでピンキリです。
音にメチャクチャこだわるマニアならともかく、数万円程度のミニコンポなどに接続するだけなら、1万円以下のDACを選んでも問題ありません。
この価格帯のものになると、中国名ーカー製のモデルが主流ですが、最近はかなり高性能な製品が登場しています。
なので1万円以下のUSB-DACを狙ってはいかがでしょうか。
次の項では、高性能でお値打ちなUSB-DACを紹介しますので、参考になさってみて下さい。
低価格帯のUSB-DACでおすすめモデル2機種
コンパクトながら、機能は十分なものを持つUSB-DACです。
特徴は、とにかく小型で低価格で手に入ること。
パソコンからの入力はUSBのみなので、接続に戸惑うことはないし、しかも電源はUSBで同時に取るのでわずらわしさもありません。
USB端子のとなりに、光と同軸のデジタル端子がありますが、これは入力用ではなくデジタル接続可能な機器(TVサウンドバーなど)への出力専用。
パソコンとの接続用ではないので、注意する必要があります。
また、ヘッドホン端子がありヘッドホンが使えますが、ボリュームつまみがないので不便を感じるかも知れません。
おまけ的な機能と思った方が良いでしょうね。
なおパソコンと接続できるとは言え、ハイレゾ再生はできないので、この点を覚えておく必要もあります。
★Dilvpoetry DAC-X6pro USB DACヘッドホンアンプ
こちらは、USB-DACとヘッドホンアンプが一緒になったモデルです。
出力はRCAアナログのみで、デジタル出力はありません。
その代わりハイレゾ対応のヘッドホンを使うことで、ハイレゾで音源を楽しむことが可能です。
前面にボリュームつまみが付いており、自由にヘッドホンの音量を変えられて便利。
電源はUSBから取ることができないので、ACアダプターを使います。
※ACアダプターは付属。
本機もボディが小型になっており、デスクトップに置いても邪魔にはならないでしょう。
まとめ
オーディオコンポとパソコンを接続する方法を、あなたにお話しました。
アンプやレシーバーにDACを内蔵したモデルなら、光・同軸・USBのデジタル端子にケーブルでつなげば、直接パソコンとつないで高音質で音楽データの再生が可能です。
でも、従来のアナログコンポとパソコンを接続したいなら、間にDACを介することで、パソコンの音楽データの再生ができるようになります。
パソコンには光・同軸出力端子がないこともあるので、DACはUSB-DACを購入するのが間違いありません。
DACは価格差が大きいのですが、オーディオマニアでもない限り、1万円以下のモデルを選んでも十分性能を発揮できます。
今回は、おすすめの代表的なモデルを紹介しましたが、ほかにも良い製品が多数販売されています。
予算や用途に合わせて、好みのものを探してみると良いでしょう。
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