『Bluetooth搭載レコードプレーヤー』おすすめしたい厳選3機種とは!? 2023年~2024年版

 

ここ数年前から、アナログレコードが若者を中心に見直され、出荷数も少しずつ増えていますね。

それに合わせレコードプレーヤーも新製品が登場し、特にBluetooth搭載モデルが売れ筋となっているんです。

 

レコードは本来、アナログ音源であることに魅力があるハズなのに、あえてBluetoothを介してデジタル化してしまうのは、一体どこにその良さがあるのでしょうか?

そこで今回はレコード初心者のあなたへ、Bluetooth搭載レコードプレーヤーの面白さを述べると共に、おすすめの3機種を厳選して紹介したいと思います。




 

そもそもアナログレコードの何が面白いのか?

 

 

ストリーミングとは違う、自分が聴きたい曲を再生するには、前もってデジタルプレーヤーに音源を溜めておけば、セレクトしてボタンを押すだけでスタートします。

CDにしても、プレーヤーにディスクをセットして、後はプレイボタンを押すだけで聴けるので簡単ですね。

 

ところがアナログレコードは、まずレコードをクリーニングしてから、プラッター(ターンテーブル)にセットして、トーンアームを手にしてプラッターを回したら、そっと針をレコードに下ろさないといけません。

最初にレコードをクリーニングするのは、演奏中のスクラッチノイズの発生を防ぐためで、針をそっと下ろすのは、誤って針にもレコードにも傷を付けないためです。

 

 

そして針を下ろす際には、アンプのボリュームを一旦下げます。

上げたままだと、ブツっとポップノイズが発生して、スピーカーを痛めてしまうんです。

 

またマニュアル操作機だったら、レコード演奏後アームを戻す必要もあったりするなど、レコードプレーヤーの扱いには非常に気を使います。

でも、これらの面倒な一連の儀式(操作)が面白いと言うことで、若いレコード愛聴者が増えているんですね。

どうやらゲーム感覚で、レコード演奏を楽しむ傾向にあるようです。

 

私のように、オーディオ歴が長い人間には、決してこの手間が面白いなんて思いません。

あくまでアナログサウンドの生々しさを味わうために、わざわざ手間を掛けているだけなのです。

 

 

若者がこの一連の儀式が面白いと感じるのは、便利な日常を抜け出して、不便なキャンプ生活に魅力を感じるのと同じではないでしょうか。

確かに何でも物事が簡単に行えてしまうのは、虚しさを感じてしまうものなので、ある程度苦労して良い音を耳にする方が楽しいのは、老若男女変わらないでしょう。

 

不便なレコードを求める反面、Bluetoothレコードプレーヤーが人気の訳とは?

 

 

先に述べたように、レコードを再生するには手間が掛かります。

CDプレーヤーやウォークマンのように、好きな曲だけ選択して聴くことは簡単ではありません。

 

しかし最近レコードを聴き始めた人は、その手間が面白くて不便を楽しんでいるんです。

確かにそれには私も同感で、「手間を掛ける」こと =「ワクワクする」ことにつながると思うんですよ。

(でもやはり、個人的には、レコード再生に手間を掛けたくありませんけどね。^^;)

 

そんな一方で、Bluetooth搭載のレコードプレーヤーが注目され、実際に売れているのはどう言うことなんでしょうか?

Bluetoothを介せば、容易にBluetoothスピーカーと接続ができるし、ケーブルがデスクトップ上で邪魔することがありません。

 

ただ一般的に、ワイヤレスでコンポ同士をつなぐより、ケーブルを使って有線でつなぐ方が音質が良いのは周知のこと。

それに接続だって、そんなに手間もかからないことだし。

にもかかわらず、ワイヤレスの方を好むのは矛盾していませんか?

 

 

そこで、あれこれとその心境を調べてみると・・・。

結果分かったことは、近年レコードを始めた人達に取って、レコードは新しい音楽媒体として求めただけのことで、その操作の手間は問題とはしていません。

 

反面、ケーブルを使って接続することは、単に面倒くさくうっとうしいだけなんですね。

多少の音質劣化があったとしても、どうしても利便性を優先してしまうのでしょう。

 

 

確かにBluetoothを介したからと言って、明らかに音が悪いとは感じませんしね。

何よりもファッション性を重んじれば、Bluetooth搭載モデルに人気が集まるのは、ごく自然なことなんです。

そんな訳で、次の頁では、初心者におすすめの機種を3つ厳選して、紹介することにしましょう。

 

『ティアック TN-280BT』カートリッジを交換して音の変化を楽しめる

 

 

オーディオアンプを持っていなくても、BluetoothイヤホンかBluetoothスピーカーがあれば、「ティアック TN-280BT」はレコード鑑賞を楽しめます。

もちろんRCAケーブルを使えば、オーディオコンポの仲間として、普通のレコードプレーヤーとして楽しむことも可能。

 

フォノイコライザーを内蔵しており、これがないデジタルアンプとつないで使用できるのも魅力です。

またマニュアル操作が不慣れな人でも、アームリフターを備えているので、これを使って容易に針を下ろせるので安心。

 

 

トーンアームは本格的なものを採用し、ヘッドシェルが取り外せるので、カートリッジが交換できるようになっています。

そのカートリッジなんですが、本機はオーディオテクニカのVM型が付属され、これだけでも十分高音質です。

 

しかし別のものと取り替えて、違った音でレコードを聴くと言うのも、また1つの楽しみとなるでしょう。

価格は安いですが、アルミ製プラッターと、堅牢なMDF製キャビネットのおかげで、針飛びやハウリングのない、安定した音でレコード鑑賞できます。

 

TN-280BT TEAC [ティアック] アナログターンテーブル

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『ソニー PS-LX310BT』オートプレイやUSB録音ができる多機能モデル

 

 

スリムで美しいデザインを誇るのが「ソニー PS-LX310BT」です。

本機は、基本的に初心者にターゲットを絞ったモデルで、開封した直後の面倒なセットアップも必要なく、再生時のアーム操作も不要なフルオートプレーヤー。

 

プレーヤーのビジュアルな動きには興味あるけど、手での操作はレコードや針を傷付けそうで、ちょっと怖い・・・。

そんな人にピッタリなレコードプレーヤーが、本機だと思います。

レコードの再生が終了したら、自動的にアームが戻り一連の動作が停止するのは、確かに便利ですからね。

 

 

ただし、本機はアームとシェルが一体化しているので、別のカートリッジと交換し、違った音を聴くと言う楽しみはありません。

全体に作りがきゃしゃで安っぽいところもあり、少し頼りなさも感じます。

 

しかし本機には背面にUSB端子があり、PCとつなぐことで、レコード音源を録音することが可能です。

録音したデータは、PCやスマホ等で再生できるので、いかにもデジタリックなレコードプレーヤーと言えますね。

 

もちろんRCA端子やフォノイコライザーも装備され、普通のレコードプレーヤーとして使うにも、全く問題はありません。

初心者向きモデルと位置付けてはいても、主にレコード音源のデジタル化をしたい人にも合う、マルチなレコードプレーヤーと言えるでしょう。

 

ソニー ステレオレコードプレーヤー Bluetooth対応 USB出力端子搭載 PS-LX310BT

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『オーディオテクニカ AT-LP120XBT-USB』D.D.で滑らかな動きが魅力

 

 

「オーディオテクニカ AT-LP120XBT-USB」は、Bluetooth搭載と言うだけでなく、駆動方式にもこだわった、ちょっとマニアックなレコードプレーヤー。

価格が比較的安いながらも、D.D.(ダイレクトドライブ)方式を採用した点が、上記2機のB.D.(ベルトドライブ)方式とは違う魅力です。

 

何せ、レコードとモーターの回転数が一致していて、メカニズムがシンプルで駆動音が小さく寿命も長い。

ベルトドライブと違いダイレクトドライブは、駆動中にプラッターを手で押さえても、壊れたりすることがありません。

 

ベルトドライブはプラッターを手で押さえると、ベルトがスリップして故障の原因になるので注意が必要です。

それだけにダイレクトドライブは優秀なんですね。

 

 

またそれに伴い、本機は本格的なトーンアームを搭載して、複数のカートリッジを持っていたら全てが使えるよう、針圧など細かな調整ができます。

特にBluetooth搭載を前面に出さなくても、十分に高性能で活躍できる、レコードプレーヤーと言えるでしょう。

 

しかもさらに、本機もUSB端子が装備され、アナログ音源をデジタル音源として録音可能な機能付き。

メカニズムにこだわる上に、あれこれマニュアルに手を掛けたい人なら、初心者から中級者に至るまでおすすめできる、魅力的なレコードプレーヤーだと思います。

 

オーディオテクニカ 直販モデル AT-LP120XBT-USB ダイレクトドライブレコードプレーヤー/Bluetooth対応/USB端子搭載/

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Bluetooth搭載レコードプレーヤー番外編

 

 

さて、Bluetooth搭載レコードプレーヤーの番外編として、1つ面白いモデルがあるので、ここで追加で紹介しましょう。

それは「オーディオテクニカ サウンドバーガー AT-SB727」です。

 

一般のレコードプレーヤーとは形の異なる、小さな携帯型モデルとなっているのが特徴。

普段使わない時は、トーンアームを本体の中に収納しておき、必要になったら取り出して、レコードを本体に挟み込んで再生します。

 

本体にリチウムバッテリーを内蔵しているので、わずらわしいケーブル一切なしでどこでも音楽を楽しめますよ。

これはいわゆる、レコード版ウォークマンみたいなものですね。

 

 

プラッターがとても小さく、針が安定してレコードをトレースできるのか、やや不安な気もしますが、再生されるサウンドは意外に良い音で、決してあなどれない製品なんです。

本格的なオーディオコンポ持っていないから、レコードプレーヤーだけドンとデスクに置くのはイヤ、と言う人に向いていると思います。

 

また、かつて集めたレコードだけが、今も押し入れに残している人もいることでしょう。

そんなレコードファンが、久しぶりにこれらを聴きたいと思ったら、重宝するレコードプレーヤーになるかも知れません。

なりは小さくても、フォノイコライザーは内蔵しているし、ミニジャック出力端子も付いているので、ミニコンポやラジカセをお持ちの方にも使えますよ。

 

オーディオテクニカ ワイヤレス レコードプレーヤー AT-SB727 サウンドバーガー ポータブル 小型 軽量 USB充電 Bluetooth

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まとめ

 

 

さていかがでしたか?

今回紹介した上記3機種は、どれもリーズナブルな製品でありながら、本格的にオーディオコンポの一員としても使える実力を持っています。

 

レコード初心者のあなたが、レコードプレーヤーに興味を持っているのなら、この3つのいずれかから選べば、満足する買い物ができることでしょう。

意外に、サウンドバーガーでも事足りる場合もあるので、こちらも選択肢の1つに入れても良いですね。

 

いずれにしろ、興味を持つと奥が深いアナログレコード。

あなたも、このクラシカルで新しいオーディオアイテムの世界に、どっぷり足を突っ込んでみると良いでしょう。

 

 

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