『BALMUDA The Speaker M01A-BK』レビュー評判:音質をSONYグラスサウンドスピーカーと比較!

 

音楽を楽しむには人それぞれ好きな聴き方があり、根っからのオーディオファンなら、しっかり2つのスピーカーに向き合って聴き入るものです。

一方で何かをしながらの “ながら” で聴くのが好きで、例えばウィスキーを片手に、少し明かりを落とした部屋で楽しむ方もいることでしょう。

 

そんな方なら、音に合わせて明かりを見つめるのも、きっと嫌いではないでしょうね。

ならば、そんな明かりでムーディーな演出ができる、Bluetoothスピーカーを使ってみるのも面白いのではないでしょうか?

 

その中で、近頃評判なのが「BALMUDA The Speaker M01A-BK」です。

家電品で若い人達に人気の、あのバルミューダ初のオーディオ製品。

 

今回はこのBALMUDA The Speaker M01A-BKに注目して、本機の魅力をユーザーレビューを参考に探ってみようと思います。




 

CONTENTS

BALMUDA The Speaker M01A-BKの特徴

 

 

M01A-BKは透明な有機ガラス(強化プラスチック)の筒に、77㎜径のフルレンジスピーカーを、上方に向けて取り付けられています。

筒の内部には、3本の真空管のような形のLED管が並んでおり、これらがキャンドルの炎のようにも光って音を演出するんです。

 

本機は1台で稼働するように設計されていることで、基本的に音の再生はモノラル。

ですが、音を天井に向かって放射することで360度に広がり、ステレオとは異なった独特の音場空間を味わえるようになっています。

 

 

音源はBluetoothを使い、スマホやタブレット・パソコンから飛ばせます。

使い方は、一般のBluetoothスピーカーと同じ要領です。

 

 

そして、充電式のリチウムバッテリーを内蔵しており、2.5時間の充電で約7時間の再生が可能。

なので、容易に家の中のあちこちに移動させられます。

 

音源の入力はBluetoothのほかAUX入力があり、レコードプレーヤーやCDプレーヤーとも、一方がRCAピンになったオーディオケーブルで接続できます。

ただしレコードプレーヤーは、イコライザー内蔵のモデルとつないで下さいね。

 

 

なお残念ながら、本機にWi-Fi機能は搭載されていません。

アンプの出力は最大で8Wあり、部屋の中で聴く分には十分なパワーと言えるでしょう。

 

スピーカーは本体の最上部に付けられた密閉型なので、ズシンと来る重低音はあまり望めません。

その代わり、中音を占めるボーカルがしっくり再現できる、音響設計がされています。

LEDの光り方は3パターンあり、その時の気分で切り替えが可能ですよ。

 

BALMUDA The SpeakerとSONY グラスサウンドスピーカーと比較すると

 

 

本機BALMUDA The Speaker M01A-BKとは、コンセプトが似た商品として、SONY グラスサウンドスピーカー LSPX-S2があります。

こちらもキャンドルライトのような形をしており、内蔵のLEDが音楽に合わせて点灯し、明るさや光り方を変更することが可能です。

 

ただしLEDはM01A-BKと違い1本のみで、LSPX-S2は光り方は地味。

M01A-BKは3本もLEDがありますから、光の演出の面白さはLSPX-S2を上回ります。

 

M01A-BKLSPX-S2の決定的な違いと言うのは、LSPX-S2は本体全体がスピーカーユニットになっていることです。

一般のコーンユニットは35㎜径のウーファーだけで、これが中音を担当し、有機ガラス部分が振動して高音を担っています。

低音は底の部分にあるパッシブラジエーターが担当、小型ながら重低音を鳴らすことができるんですね。

 

本機はフルレンジコーン1個で全域を担当しますから、両機は形は似ていながらも、構造は根本的に異なっています。

またBluetoothで音源を入力するのは同じですが、LSPX-S2はWi-Fi機能も内蔵しており、こちらの方がオーディオ機器としては一歩リードしています。

 

ではM01A-BKは実際にどのように光り、音を奏でるのでしょうか。

あるユーザーの動画で、光り方と音を確かめることにしましょう。

 


協力 S.M.L projectsさん

 

LEDをほのかに灯すこともできる本機ですが、ミラーボールの代わりのように音に合わせて踊る様子は、見ていてウキウキしますね。

音質は録音された音なのでハッキリ断定できませんが、低音から高音までバランスの取れた聴きやすい音と言えそうです。

 

では今度は音質だけでなく、使い勝手のほどはどうでしょうか?

次の項より、すでに愛用しているユーザーの皆さんのレビューで、評判を訊いてみたいと思います。

 

BALMUDA The Speaker M01A-BKのユーザーレビュー

 

★「デザインは本当にすばらしい。寝室やリビングでゆったり過ごすときに最適。音はまろやかで私は好きだが、これは好みがありそう。一つ残念なのは遅延が少なからずあるので、動画を見るときに使うのはストレスがある。風景に音楽が流れるような動画は大丈夫だが、人が歌ったり話したりしている動画は厳しい。」

★「光だけじゃなく音も綺麗で、期待していなかった分、嫌味じゃない程度に低音が出ている。もっとスカスカなのかと。。。ボーカルが前に出てくるため気に入っている。ピアノや音楽だけの曲もとてもクリアだ。もともとアップテンポなものを聴かない私には最適だ。」

★「デザインは、暗がりで2メートル離れてみればチープさは感じない。品質としては、ちょっと驚くくらいスピーカー部とボタン部分がショボい作り。SONYやBOSE、JBLやハーマンカードンと比較できないくらい程チープ。音質は信じられない程悪い。こもっていてスカスカな音。良く言えば、”明治時代なら良い音と感じるだろうレトロな音”。総評として、スピーカーとして評価できるレベルではない。これは単に音が出るライトだ。」

★「何と言ってもデザインがカッコいい。意外と家のどこに置いても似合う。音はボーカル推しというだけあって、Mid~Highがやや持ち上げられている印象が強く、輪郭のあるサウンドなので、パワフルな重低音を求める人には不向きかも。低音が全然出ないわけではなく、最近のBluetoothスピーカーが低音を強めに出した音作りばかりなので、それに比べると弱く感じる、というレベルの話だ。そして “Live Light” と呼ばれる音に連動して輝くLEDの演出も安っぽいギミックではなくて、ライブステージが満載。ただ光るだけのスピーカーを想像しているなら、実物を見た時に感動するはず。」

 

BALMUDA The Speaker M01A-BKの評価

 

 

以上を踏まえてここからは、私がM01A-BKを評価してみます。

本機の魅力は、まず何と言ってもデザインの良さにあると思います。

 

そのために少し明かりを絞った部屋の中で、スローテンポのボーカル曲を再生すれば、何とも味わいのある音質と光の演出で、うっとりするような気分が味わえます。

Bluetoothスピーカーと言えば、低音がやたら強調されたドンシャリ音を想像する方が多いかも知れませんが、本機はボーカルが映える中音が心地良い音質と言うのが正解です。

 

低音を抑え気味にした感じなので、曲のジャンルは軽めのスローバラードなどが似合いそうです。

ただ単純に音質を評価すると、全域に渡ってLSPX-S2の方が一枚上。

 

オーディオに関しては、ソニーの方がどうしても歴史が長いだけに、バルミューダは追い付いていないのは否めません。

LSPX-S2の方が低音の響きが上品で、本機のそれは軽いと言わざるを得ないのです。

 

ただし人によって好みは違いますから、ボーカルが前に出る音が好きなら、むしろ好感を持てることでしょう。

低音は抑え気味とは言え、高域から低域までのバランスは悪くないので、聴き疲れしやすいドンシャリ音が苦手な人にも向いていると思います。

メーカーのコピーのように上部に360度、音が広がるなどの表現は、やや誇張されている感はあります。

 

しかし、しっかりとしたテーブルの上に置き、天井に音を反射させるようなセッティングをすれば、LEDの演出と相まって、結構好感の持てるガジェットであるのも確か。

シビアにオーディオ機器と評価するにはやや酷ですが、BGMな聴き方が主であるなら、十分に愛用できる資格を持つ商品と言えるでしょう。

 

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