『オーディオはコンセントの向きで音質が効果的に変わる』正しく挿して良い音を楽しもう!

 

オーディオコンポの電源は基本的に、AC100Vを使用すると言うのはどなたにも周知のことですよね。

でもこのAC100V電源は他の電化製品と比べ、オーディオコンポにはこだわりの使い方が必要なことをあなたはご存知でしょうか。

あなたの部屋にある、壁のコンセントの向きをご覧下さい。

 

 

縦に並んだ2つの差込口を良く見ると、左右で長さが微妙に違うことがお分かりになるでしょうか?

定規で測ると左の穴が9㎜と長く、右側が7mmと短くなっているんです。

 

この違いにはちゃんと意味があり、オーディオはコンセントに「正しい向きにプラグを挿す」ことで、音質を向上させることができるんです。

 

今回はどのようにコンセントを使えば、より良い音が効果的に楽しめるのか述べようと思います。




 

CONTENTS

コンセントとプラグのコールドとホットを確認して挿してみよう

乾電池はDC電源と呼ばれ、直流になっています。

電流の方向が一定なので、電池の+(プラス)-(マイナス)を逆につなぐと、電灯は点かないしラジオなら鳴らないですよね。

 

ところが家庭用のAC100V電源は、+-のない交流になっています。

つまり、コンセントに電源プラグを左右どちらの方に差し込んでも、機器は作動するし壊れもしません。

しかし、AV(オーディオビジュアル)と呼ぶ音響機器や映像機器は、ちょっと違います。

 

コンセントとプラグの方向を合わせることで不快なノイズを抑え、さらにクリアな音や映像を得ることができるんです。

 

コンセントの左の長い穴は専門用語でコールドと呼ばれ、右の短い穴はホットと呼ばれています。

このうちコールドは、アースになっており電圧が掛かっていません。

 

これは電柱にある変圧器が万が一故障して、6600Vもの電流が家の中に入って来た場合に、それを地中に流す役目をしているのです。

さらにコールドはAV機器で発生したノイズも、アースと一緒に逃がすこともできるんですね。

 

そこで、プラグの先端のコールド側をコンセントのコールド側に合わせて挿せば、コンポの音もより高音質で、ビデオなら高画質で楽しめるようになるんですよ。

 

ではプラグの場合、2つの先端(刃とも呼ぶ)のうち、どちらがコールドでどちらがホットなのでしょうか?

それはまず、あなたがお使いのコンポの電源プラグをご覧になってみて下さい。

 

正面から見て先端の長さが左右違うなら、長い方がコールドで短い方がホットです。

もしどちらも同じ長さだったら、先端が突き出ているあたりを見てみましょう。

すぐ近くに▲マークやアルファベットなど、何がしか小さな印が付いている方がコールドです。

 

   出典 TRY-TRY-TRY

 

何も印がなかったら、次にケーブルを見て下さい。

平行に並ぶ2本ケーブルのどちらかに引かれた白やグレーのライン、または数字やアルファベットが書いてある側と、つながっている先端がコールドと判断できます。

 

 

コールド側が判断できたら、それとコンセントのコールド側を合わせて挿せば完了です。

 

コンセントのコールドとホットが正しくなっているか確かめる必要がある?

 

前項では、オーディオコンポの音をノイズのないクリアな音で聴くために、コンセントとプラグのコールド側を合わせるように差し込んで下さいと述べました。

ところで、ここで注意していただきたいことがあります。

 

それは、まれに部屋のコンセントの極性が逆になっていて、長い穴側がホットに短い穴側がコールドになっている場合があることです。

 

なぜこんなことがあるのかと言うと、家屋を建てた時に電気工事業者が間違えて取り付けてしまったんですね。

これは明らかに工事ミスなのですが、間違えて取り付けてしまっても特に火災が起こったり機器が故障したりはしないので、そのままでも特に問題になることはありません。

 

本来は工事のやり直しをお願いすべきでしょうが、また手間が掛かってしまうことになってしまいます。

なので工事のやり直しは諦めて、あなたの方でプラグを左右逆にして挿す対応をしてみましょう。

 

あなたは方向が正しいか確認する必要がありますが、そんなに難しいことではありませんのでトライしてみて下さい。

方法としてまず、大型ホームセンターなどで500円程度で手に入る「検電ドライバー」を使います。

 

検針ドライバーは、先端がマイナスドライバーの形をしていて、これをコンセントの穴に差し込んで調べます。

コンセントの中に差し込むと言っても、感電することはありませんから心配いりません。

 

本来のコールド側に差し込んで接点に触れ、ドライバーの胴体に内蔵しているランプが点灯しないのを確認します。

そして、今度はホット側に差し込んでランプが点灯すれば、正しい工事がなされていると判断できます。

 

もしそれが逆になっていたら、点灯しない方の穴側にマジック等で印を付け、そちらにプラグのコールド側を差し込めばこれで完了です。

 

簡単ですので、ぜひやってみてはいかがでしょうか。

ただし念のため、作業する前に必ず検針ドライバーの注意書きを読み、正しく使用して下さいね。




 

まとめ

 

家庭用コンセントの2つの穴は長さに違いがあり、長い方がコールド短い方がホットで、コールド側はアースになっています。

対して電源プラグにも同様の区別があり、先端の刃の長い方がコールドです。

2つの先端部の長さに違いがない場合、先端の突き出ている面に何らかの印か、ケーブルにラインや書き込みがある方に近い先端がコールドです。

 

コンセントのコールドと、プラグのコールドを合わせて挿入すれば、ノイズのない高音質でオーディオ機器を、高画質で映像機器を使うことができますよ。

 

家庭に付けられたコンセントは、まれにコールドとホットが逆になって工事されている場合があるので、検電ドライバーを使い確かめてみると良いでしょう。

もし逆になっているのを発見したら、プラグも逆に挿すようにして下さい。

なおオーディオ機器が増えて行くと、コンセントの数が足りなくなることもあるかも知れません。

 

その時は電源タップを利用すると思いますが、これにもコールドとホットの区別があるので、プラグと方向を合わせるようにつないで下さいね。

 

参考 生活110番

 

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