FMアンテナを野外に設置してこそ本当のFMチューナーの音の良さが分かる!

 

せっかくFM/AMチューナー付きのコンポを買ったのに、室内アンテナを使っているため十分なゲインを得られず、良い音でラジオを聴くことをあなたは諦めていませんか?

AM放送に関して言えばAM電波の特性からして、卓上のループアンテナを有効に設置するしかクリアに聴く方法はありません。

 

しかし、FM放送なら野外にアンテナを設置することにより、パフォーマンスの良い音質で音楽を楽しむことができるのです。

と言うことで、今回はFMをもっと良い音で楽しむために、自分で楽に野外アンテナを建てる方法をお伝えしようと思います。




 

小型のFMアンテナを使えばマンションのベランダにも設置できる

 

FMチューナーやミニコンポを購入すると、たいていのモデルには、室内用のFMフィーダーアンテナやAMループアンテナが付いていると思います。

ところが郊外の見通しの良い地域ならともかく、都心部から遠く離れた地域や都心部でも周りをビルに囲まれた地域では、付属のアンテナでは上手く受信できず悩むこともあるでしょう。

 

これが、指向性の弱いAM電波なら比較的受信しやすいのですが、指向性の強いFM電波は、アンテナの方向や周りの環境にかなり影響されるんです。

なので、付属アンテナの使用だけでチューナーが評価され、FMは使えないと言われることも多いんですね。

 

これではチューナーがあまりに可哀そう。

周りの環境にあまり振り回されず、オーディオコンポでクリアなFMを聴きたいなら、ぜひFMアンテナを野外に建てていただきたいものです。

 

野外にFMアンテナを建てることで、あなたが想像する以上に、FM放送の音の良さを実感できると私は思います。

 

ただ現実的に野外アンテナを建てることなど、自分で屋根に登るのは容易ではないし、業者に頼めばそれなりに費用が掛かりますよね?

 

ならば、もしあなたがFM放送局に比較的近い距離にお住みで、自宅にベランダをお持ちなら、小型の野外アンテナを設置してみてはいかがでしょうか。

 

これなら割と簡単に、自分で工事ができますよ。

次の項では、小型FMアンテナをD.I.Y.で取り付ける方法を述べて行きましょう。

 

FMアンテナは同軸ケーブルを使って屋内に引き込む

 

アンテナを取り付ける方法を伝授する前に、まずあなたにお聞きします。

あなたのお宅では、地上波デジタル放送が始まる前に使っていたVHFアンテナが、そのまま現在も残ってはいませんか?

 

もし残っていたら、それをFMアンテナとして使用することができるんです。

 

しかも、ケーブルもつながった状態でしたらラッキー。

それを延長して、チューナーのある部屋まで引っ張ってつなげば、それでクリアなFM放送を受信することが可能です。

 

地域によって違うかも知れませんが、多くの地域ではテレビとFMは同方向から送信していたので、もしそうならば、アンテナの方向を変えずに再利用することができますよ。

我が家は名古屋地区にありますが、この方法で現在FM電波を受信しています。

ちなみに地上波デジタル放送と違い、FMは現在もアナログ放送です。

 

で、残念ながら、すでにVHFアンテナを撤去していたら仕方ありません。

諦めてベランダにも設置可能な、二素子程度のアンテナを用意しましょう。

 

これなら小型であることで、直接ベランダに取り付けられる場合が多いです。

四素子や五素子のアンテナを使う方が受信性能は高いですが、かなり大きくなり取り付けが困難なのでこれらは選びません。

 

ベランダへの取付けですが、ベランダのポールが25mm径~32mm径の太さならば、マスト固定金具を使って、アンテナを固定できます。

 

もし、アンテナをベランダに直接固定できないようなら、手間が掛かりますがマストも用意し、固定金具を使い建ててみて下さい。

アンテナには写真にあるような、マスト(真ん中の垂直の棒)は付属していないのです。

 

そして、ケーブルは同軸ケーブルを使います。

太さの違いで3C・4C・5Cの規格がありますが、3Cだと細くてちょっと頼りないし、5Cだと太くて重く取り回しが良くありません。

中間の4Cをおすすめしましょう。

 

長さは、ベランダからチューナーまでの距離を計算して、購入して下さいね。

たいていの家庭では、20mくらいで間に合うことが多いのではないでしょうか。

 

同軸ケーブルとアンテナを接続するためには、イラストのようにケーブルの先端を加工する必要があります。

 

このような形に加工するのは一見難しそうに感じますが、ペンチやカッターナイフさえあれば、初めての方でも比較的容易にできるので心配はありませんよ。

 

さてアンテナとケーブルの接続が終わったら、どこかでケーブルを家の中へ入れないといけませんよね。

どうやって入れたら良いのでしょうか。

 

え、壁に穴を開けてそこへケーブルを差し込む?

いえいえ、そんな必要はありません。

 

もし運良く窓枠などにスキマがあれば、そこへケーブルを差し込む方法も考えられるでしょう。

ですがマンション始め、多くの住宅ではそれは難しいハズです。

 

本来ならケーブルを窓に通したいところですが、同軸ケーブルは太いので窓に通してしまうと、ガラスが閉まらなくなりますよね?

そこで活躍するのが、このようなスキマケーブルです。

 

 

ケーブルを窓枠とガラス戸との間に通すため、一旦平らなケーブルに変換するのです。

 

 

写真を見ればどのように使うのか、イメージできるのではないでしょうか。

家の中では再び同軸ケーブルに変換して、チューナーのある場所まで引っ張ります。

 

最後にチューナーのFMアンテナ端子とつなぐため、今度は同軸ケーブルの先端にアンテナプラグ(テレビプラグ)を取り付けます。

 

でき上ったら、これをチューナーのアンテナ端子に差し込んで、作業終了です。

後は実際にFM放送を聴きながら、ノイズのない最もクリアに聞こえる方向へ、アンテナの向きを微調整しましょう。

 

ここまで完成するのにそれなりに手間暇が掛かりますが、あなたが想像する以上にFMの音質が良いことに気付くハズです。

 

radikoを介して聴くFM放送との音の違いを、ぜひ確かめてみて下さいね。




 

まとめ

 

近年はFMラジオ離れが進み、オーディオコンポの世界でも、各社オーディオメーカーはチューナーのラインナップを少なくしています。

CDやダウンロードミュージックと比べ、FMは音が悪いと言うイメージが先行して、FM離れに拍車をかけていることもあるでしょう。

 

しかし、その音質の悪さの大きな原因は、アンテナにあるのではないでしょうか。

 

FMの音の良し悪しは、アンテナが50%以上握っていると私は思っています。

今から30年以上前、オーディオブームだった頃に「エア・チェック」と言う行為が流行っていました。

 

FM番組で流される音楽をテープデッキで録音して集め、独自のミュージックテープを作成して楽しんだのです。

つまりそれ程、実はFM電波の音は優秀だと言うことなんですね。

もしあなたがFMは音が悪いと思うのなら、アンテナはどんなものを使っているのか、振り返って確かめてみて下さい。

 

案外、チューナーやレシーバーに付いていた室内アンテナを、そのまま使っているのではありませんか?

 

もしそうならば、ぜひ野外アンテナを使ってFM受信している方のオーディオコンポを聴いてみて下さい。

きっと、FM放送のイメージが変わるのではないでしょうか。

 

 

 

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