ハミレックスEstaシリーズ
オーディコンポ(機器)をいくつも持っていると、上手く収納するのが大変になります。
ミニコンポで揃えているなら、デスク上に並べてもさほど苦にはなりませんが、横幅が430㎜~440㎜ほどあるフルサイズコンポだとそんな訳にはいきません。
そんな場合は、オシャレにまとめられるオーディオラックに収めるのが一番です。
今回は低価格ながら丈夫な造りと評判の、「ハヤミ工産ハミレックス」オーディオラックを紹介しましょう。
Esta/Figaloシリーズは便利なキャスター付き
ハミレックスFigloシリーズ
ハミレックスのEsta(エスタ)シリーズはダークブラウンの木目カラーで、もう一方のFiglo(フィガロ)シリーズはブラックカラー。
どちらも色に違いがあるだけで、パーティクルボードを使った木製ラックであることは同じです。
それぞれに高さの違う2つのモデルがあり、天板と底板の他に3枚の棚板が付く高さ900㎜のミドルタイプ。
それから高さが600㎜で、棚板が1枚のロータイプがあります。
内寸幅は476㎜となっていて、多くのフルサイズコンポがきちんと収まる設計です。
そして、コンポを載せた時の左右の揺れを防ぐ背板を配置。
奥行きは470㎜ありますが、棚板の奥行きは370㎜と控えめになっています。
棚板の奥行きが控えめになっているのは、コンポ背面から出るケーブルをつなぎやすくするためなんですね。
背板もケーブルを裏面に出しやすくするために、大きな切り欠きがあります。
ミニコンポと比べフルサイズコンポは重量があるので、オーディオラックには高い強度が求められます。
そこでEsta/Figloシリーズでは、天板の耐荷重を20kgまで、棚板は15kgまで、底板は50kgと丈夫な造りになっています。
ただ、総耐荷重としては80kgとなっているので、その点は注意しましょう。
またこのラックの特徴として、移動に便利なキャスターを装備。
コンポを載せたまま移動ができるのは有難いですよね。
ラックの裏を掃除したり、家具の配置換えをしたい時に重宝すると思います。
Esta/Figloシリーズはどんなユーザーに向くのか?
このシリーズのラックは先述の通り、横幅が430㎜~440㎜のフルサイズコンポの収納に適しています。
高さが900㎜のミドルタイプFG-635/ES-525は、全部で5つの機器が載せられることで、フルサイズコンポばかり所有するユーザーに最適です。
レコードプレーヤー・FMチューナー・ネットワークオーディオプレーヤー・CDプレーヤー・プリメインアンプなどが綺麗に収められます。
高さが600㎜のロータイプとなるFG-633/ES-523は、棚板が1枚なのでブルーレイレコーダーやAVアンプ、天板には比較的小型のTVを置いて、AVラックとして使うのも良いでしょうね。
棚板はオプションで追加注文が可能ですから、1枚増やして、さらにCDプレーヤーを置くこともできるようになります。
また、どのタイプにも前扉があることで、機器をホコリから守れます。
扉は、マグネットで固定して閉じることができますよ。
ところで、ここで注意したいのはキャスターです。
キャスターがあるとラックの移動に便利ですが、機器を載せることで全体はかなりの重量になります。
移動させるのに、床がフローリングなら問題はありませんが、カーペットや畳だったら床を傷付けたり、キャスターそのものを痛めることがあるかも知れません。
機器を載せたまま移動するつもりなら、フローリングの床での使用に限定した方が良いと思います。
煩雑になりやすい機器たちをできるだけ綺麗に収納して、部屋をカッコ良く見せたいユーザーには、おすすめのラックと言えるでしょう。
Esta/Figloシリーズのユーザーレビュー
では、すでにこの商品を愛用しているユーザーの皆さんは、どのような感想を持っているのでしょうか?
いくつかレビューをピックアップしたのでご覧下さい。
★「予想通り高級感があり、重厚な造りで大変満足だ。とても2万円台の商品とは思えない。多数所有しているオーディオ機器をスマートに収納出来て、前面ガラスは観音開きで使いやすく、ホコリから守られて良い。組み立ては簡単でドライバー1本。ある意味 “昭和感” のあるラックで、私のような中高年には最高のラックだ。(ミドルタイプ)」
★「非常にコンパクトで、ブラウンの色合いも部屋とマッチしてGOODだ。一番上には32インチ位のTVであれば置ける。悪いところを強いて言えば、キャスターが何故か固定できずに、動かすとキャスターが外れる場合があると言うことだ。それを除けば非常に気に入っている。(ロータイプ)」
★「横幅が標準的なコンポサイズでギリギリなので、結構温度が上がる(マランツ 8005シリーズにて)。下段奥行きの余裕は、よほど硬いスピーカーケーブルでなければそこそこある(モガミ2972SQで使用)。中板は奥行き370㎜なので注意(当方使用のヤマハT-S1100では後ろ脚が半分ギリギリ載っている状態)。(ロータイプ)」
★「何と言ってもレコードが最下段に立てた状態で入り、その上にアンプ・チューナー・CDプレーヤーが分かれて入るので大変満足だ。耐荷重は80kgだが、それでもキャスターにかかる荷重を軽減すれば耐久性も多少上がると思い、ガラス扉は付けなかった。(ミドルタイプ)」
参照:Amazon 楽天市場
まとめ
今回の、ハヤミ工産ハミレックスオーディオラックは、いかがだったでしょうか?
使用しているパーティクルボードの厚みは18㎜と頑丈で、本体の総重量は28kgと重くなっているだけに、全体的にしっかりとした製品になっています。
その上にキャスターを装備したことで、移動が楽で重宝するものです。
ただやはり無造作に扱えば、床をキズ付けたりキャスターを痛めることがある点は、十分注意した方が良いでしょう。
できることなら、カーペットや畳の上で使うことは避けたいもの。
ではいっそのこと、キャスターを付けずに使えば問題ないのでは?と、思うあなたもいるかも知れませんね。
しかしメーカーの話によれば、キャスターを取り付けなくても取り付け部分に突起があり、これが床をキズ付けるのでおすすめしないそうです。
総じて評価すると、このラックは超重量のハイクラスの機器ではない、ミドルクラス以下のフルサイズコンポを所有しているユーザーで、スッキリ綺麗に部屋をまとめたい人に適した商品であるのは確かなことでしょう。
参照:ハヤミ工産
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