iPodなどのデジタルプレーヤーから、本格的にオーディオに
親しもうとしているあなた、いざコンポを買うにも、
どんなタイプがあり価格はいくらするのか、
迷うかも知れませんね。
そんなあなたは、まず
コンポのタイプを比較し自分に合った商品
を、見つけると良いと思います。
大きく分けて、現代は3つのタイプが
あることを知って下さい。
オーディオ製品も一般的に価格が高いほど高性能ですが、
高ければ必ず音質が良いとは限らないことを覚えておくと、
無駄な出費をしなくて済むでしょう。
コンポと呼ばれる条件
オーディオコンポの “コンポ” とは、コンポーネントの略。
オーディオセットを構成するアンプ・FMチューナー・
CDプレーヤー・レコードプレーヤー・スピーカーなど、
独立した機器で成り立ったものを指します。
オーディオ製品は、各メーカーで設計の思想が違い、
出て来る音の傾向もそれぞれ異なります。
リスナーが、自分の好みの音のコンポを組み合わせ、
自分だけの音を作れることが
オーディオの最大の楽しみなんですね。
特にオーディオマニアと呼ばれる人達は、
自分だけの音を求めて試行錯誤するので、
ある程度音響に対する知識を持ちお金も掛けます。
しかし音の好みは千差万別で、高価なシステムでなくても、
ほどほどの価格のもので満足できる人もいることでしょう。
そう言った人に向けて、各メーカーが自ブランドだけの
システムを構成した製品を作りました。
それが「システムコンポ」、
略してシスコンと呼ばれたものです。
時代は流れ、いつしか
音楽は家族みんなで聴くものではなくなり、
個人で聴く傾向に変わって行きます。
かつてのように、リビングルームにセットを置くのではなく、
自分の部屋で聴くのが主流になって来ました。
時を反映して現れたのは、「ミニコンポ」。
『音はそれほどこだわらないから、お金を掛けたくない』
また、
『極力スペースを取らない製品が欲しい』
このようなニーズから、ミニコンポは開発されたのです。
音にこだわるならやっぱり単品コンポ
ある程度予算があって自分だけの音を楽しみたい人は、
各機材のメーカーをバラバラに組み合わせた「単品コンポ」、
いわゆるバラコンを選ぶべきです。
コンポの中枢はアンプですから、最初はまず
アンプを決めてからスピーカーを探すと良いでしょう。
アンプとスピーカーで、
コンポシステムの大半の音の傾向は決まります。
その後、CDプレーヤーや、アナログサウンドにこだわるなら
レコードプレーヤーに目を向けます。
どのように組み合わせるのがベストか良く分からないし、
それほど予算も掛けられないのなら、ミニコンポから
選んだ方が失敗がないかも知れません。
ミニコンポなら、家電量販店でも
視聴がしやすいからです。
単品コンポは、
自分の好みの製品を全て視聴することは難しいので、
予想通りの音が出るかは、ある程度 “賭け” になります。
自分好みの音を追い求めて、どんどん
出費がかさむ可能性がありますよね。
特に最近は、パソコンを使ったネットワークオーディオも
出現しましたから、ハイレゾのような超高域帯を再生できる
製品に興味を持つと、行く先は底なしになってしまいます。
BGMとして聴くだけなら一体型がおすすめ
機材と向かい合ってじっくりと聴くのではなく、
家事をしながらBGMとして楽しむだけなら、
スペースの取らない「一体型オーディオ」がおすすめです。
一体型と言うと昔のラジカセを思う浮かべてしまいますが、
現代の一体型オーディオ製品はそれとは違い、
高出力アンプを備えていたり、サブウーファーを内蔵して
迫力あるサウンドを奏でるものがあります。
従来のようにFM放送やCDを楽しむこともできますが、
最近の製品は低価格のものでもワイヤレスで
ウォークマンなどデジタルプレーヤーや、
スマートフォンの音源も再生して楽しめます。
本体が小さいことを強みに、ベッドサイドやキッチンに置いて、
セカンドオーディオとしての用途も考えられるでしょう。
昔と違い、あなたのライフスタイルに合わせて、
オーディオ製品を選ぶのが現代の主流と言えますね。
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