『AVIOT TE-D01v』レビュー評価:日本製ワイヤレスイヤホンとして高音質か?重低音は出る?

 

私は以前から音楽を聴くなら、ぜひスピーカーを使って欲しいと唱えています。

スピーカーを使うと、部屋の空間の響きを伴って耳に届くため、自然な音で聞こえやすいのです。

 

しかし、イヤホンやヘッドホンの音の方が好き、と言う人も多いのは事実。

なので、好きなものを否定する気はサラサラありません。

 

実際、モデルによっては、とてもHi-Fiなサウンドを奏でるものがあるし、スピーカーと違って場所を取らないから、どんなところでも音を楽しめますからね。

しかも最近では、野外使用でも便利なワイヤレスイヤホンが人気です。

 

 

その中で今注目を浴びている製品に、こんなモデルがあります。

それは「AVIOT(アビオット) TE-D01v」です。

 

比較的リーズナブルな価格帯に属するTE-D01vは、いかに魅力的なワイヤレスイヤホンなのでしょうか?

今回はワイヤレスイヤホンの利便性に触れながら、ユーザーレビューを参考に本機を評価してみたいと思います。




 

ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット

 

 

まず初めに述べておきますが、もしあなたがスピーカーの代わりに、イヤホンでHi-Fi音を聴きたいと思うのであれば、ワイヤードイヤホンの方を使うことをおすすめします。

良い音を聴くための環境が室内に限定されるなら、いくらワイヤレスイヤホンが人気とは言え、究極にはワイヤードタイプの音質には及びません。

さらに耳への圧迫が少ないイヤホンよりも、耳をふさぐヘッドホンならより高音質です。

 

 

ただし、気軽に野外でも良い音を楽しみたいと思うなら、ワイヤレスタイプの方が圧倒的に使いやすく、満足度も高いと言えますね。

それを踏まえた上で、ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリットを述べてみましょう。

 

ワイヤレスイヤホンのメリットとは?

 

ワイヤレスイヤホンのの最大のメリットと言えば、やっぱり野外で動き回って使っても、ケーブルがからまなくて楽なことですね。

ケーブルがからむと、イヤホン本体が耳から外れたりもするので、その心配がないのはとても安心です。

 

 

また、音楽を再生するプレーヤーを置いたまま少しくらい離れても、再生には何の問題も起こりません。

これがワイヤードタイプなら、ケーブルの長さは2mほどですから、その場を離れるなら一緒にプレーヤーを持って行かないといけませんよね?

あと使用後収納するにもワイヤレスタイプだと、ケーブルがくしゃくしゃになることもなく、耳から外したらケースにしまってハイ終わりです。

 

またスマホの音源を再生するにしても、Androidなら普通にワイヤードタイプが使えますが、iPhoneは最近のモデルにはイヤホンジャックがなく使えません。

イヤホンのプラグがライトニングなら、一応ワイヤードタイプでも使えますが、その場合は同時に充電することができません。

 

こんな時はワイヤレスタイプなら、充電をしながらでも普通に使えますからね。

実際に使った人なら分かると思いますが、イヤホンとプレーヤーが無線でつながれていると言うのは、本当に快適なんですよ。

 

 

ワイヤレスイヤホンのデメリットとは?

 

メリットが多いワイヤレスイヤホンですが、デメリットもない訳ではありません。

ケーブルがないことで、本体にバッテリーを搭載させる必要があり、そのための充電を行わないといけないのです。

 

多くのモデルに付属するケースが充電器を兼ねており、これを介して充電するようになっています。

小さなイヤホン本体には、小容量のバッテリーしか搭載できず、本体で再生できるのはせいぜい6~8時間程度のものが多いです。

 

 

またワイヤレスイヤホンは、Bluetoothを利用してプレーヤーとつなぎますが、再生する場所によっては通信が不安定となり、音が途切れたり飛んでしまうこともあります。

これは一般に、低価格のモデルほど起こりやすい傾向にありますが、Bluetooth4.0以上に対応したモデルなら、この傾向は少なくなるようです。

 

それからワイヤレスタイプには2種類のタイプがあり、1つは左右のユニットがケーブルでつながれた左右一体型と、左右が分離した独立型があります。

独立型は完全ワイヤレスイヤホンとも呼ばれていて、ケーブルのうっとうしさから完全に開放され使いやすいものの、どちらか片方をなくしやすいのが欠点。

そう言った点では、左右一体型の方が勝手が良いかも知れません。

 

 

音質に関しては既述のように、Bluetoothを利用していることで、ワイヤードタイプと比べれば一歩譲るものとなっています。

まとめると、イヤホンで音質を極めたいと考えるなら、ワイヤードイヤホンの方が良く、音質より使い勝手を優先するなら、ワイヤレスイヤホンを使う方が後悔しないでしょう。

 

AVIOT TE-D01vはワイヤレスイヤホンのデメリットの多くを克服

 

 

さてワイヤレスイヤホンは、音質の点では一歩ワイヤードイヤホンに譲るものの、使い勝手の点で優れていることはお分かりになったと思います。

そこでもしワイヤレスタイプでも、価格を抑えながらも高音質で稼働時間が長いモデルがあったら、あなたも手にしたと思うのではないでしょうか?

 

ワイヤレスイヤホンは日々ニューモデルが登場し、現在は1万円前後のモデルが売れ筋となっています。

多くが全くケーブルを使わない、完全ワイヤレスイヤホンですね。

その中で注目を浴び、人気となっているモデルの1つに、AVIOT TED01vがあるのです。

 

 

AVIOTはプレシードジャパンが展開する、比較的歴史の浅いブランドながら、紛れもない日本の企業でMade in Japanブランド。

日本のワイヤレスイヤホンの人気ブランドと言えば、SONYを連想する人が多いと思いますが、SONYの製品は超多機能がたたって、意外にも通信障害が起こったりするんです。

 

Androidスマホの愛用ユーザーは気にならないまでも、これがi-Phoneのユーザーとなると話は別。

特にApple Watchとの併用では相性が悪いようで、一部機能が作動しない障害が起こったりするんですね。

 

AVIOT TED01vは超多機能ではないものの、ワイヤレスイヤホンとして譲れない、基本的機能はきちんと搭載したモデルになっています。

ここでメーカー提供の動画がありますので、ご覧になって、本機の商品概要を把握していただきましょう。

おおよその、本機の内容を理解できると思います。

 

 

TE-D01vは、ワイヤレスイヤホンで不満の多い稼働時間を飛躍的に伸ばし、本体だけで最長18時間を実現しています。

さらに充電器を兼ねているケースを併用すれば、再生時間が最長60時間可能になります。

他のモデルに比べて、2倍以上バッテリーが長持ちします。

 

 

もしうっかりバッテリー切れを起こしても、急速充電に対応しているので、10分ほど充電してやれば2時間くらい再生が可能です。

音楽を楽しむ時間が、途切れてしまう心配がありません。

 

本機は音質的に不利なワイヤレスタイプであるものの、10㎜口径の大型ユニットを採用して、このクラスとしてはタップリとした重低音を再生します。

デフォルト状態ではフラットな音質なので、そのままでは重低音は出ては来ませんが、専用アプリのEQ(イコライザー)を調整することで、迫力ある音質に変化するのです。

 

ワイヤレスイヤホンを使用するユーザーの全てが、重低音を必要とする訳ではないので、このような仕様になっているのですね。

このEQ(10連帯域式)を操作することで、重低音ばかりではなく、きらびやかな高音にしたり中域のボーカルを前に出したりと、お好みで自由に音質を調整できます。

 

 

さらに完全ワイヤレスイヤホンには、本体が耳から外れやすいと言う弱点があります。

そこで、本機は人の耳の形を研究したエルゴノミクスデザインとし、加えてS・M・Lと3種類のイヤピースを付属して、耳にしっかりフィットするよう配慮されています。

 

それからイヤホンを野外で使うと、雨や汗で濡れてしまうかも知れません。

本機はIPX4に対応しており、落として水没してしまわない限り、壊れないしっかりとした防水機能を搭載しているので、安全に野外で使用できます。

 

 

充電器を兼ねたケースも、手にすっぽり入るほど小さくなっていて、ケースごと外に持ち出すことも苦にならないでしょう。

本機は高級感のあるデザインで、しかも6色のカラーから選べることで、男女問わず所有する喜びを味わうこともできますよ。

 

 

それでは、実際に本機を愛用しているユーザーの皆さんは、音質に加え使い心地などどんな感想を持っているでしょうか?

いくつかレビューをピックアップしたので、次の頁でご覧になっていただきましょう。

 

AVIOT TED01vのユーザーレビュー

 

★「TE-D01tとの比較では、音質・着け心地は向上している。使い勝手については、01tはワイヤレス充電対応だったけど今回は非対応。ケースの質感は落ちてLED表示もしなくなった。あとイヤホンの質感はキラキラ感が増したので、好き嫌いが分かれるところ。私は気に入っている。肝心の音質は、低音の迫力が増して高音のキレも良くなった。いい意味で派手になって良い。」

★「3年くらい前にAVIOTのイヤホンを購入し使っていたが、ケースが壊れてしまいこちらを注文した。届くまでに間に合わせのため安価なイヤホンを使っていたが、音飛びや音質の悪さが気になってしまい、やはりAVIOTのイヤホンは良かったなのだなと再確認できた。初めてノイズキャンセリング機能のあるものにした。試しに家の中で聴いてみたところ、すごい。周りの音が全然気にならない。ただ売りの一つであるアプリとの連携が全くできない。初めこそ接続できたが、一度勝手に接続解除されそこからつながらない。アプリの方を改善して欲しいので-1とした。」

★「D01tを使用していてケースからの取り外し時に、イヤホン本体を落としそうに何度もなった。D01vはそれが改善されたというので期待をして購入。確かに良くはなっていたけど・・・まだ改善できそうだと感じた。イヤホン本体をタップした際の操作音が無かった方が、音楽に没頭できるので残念だった。音に関しては申し分ないレベルで、アプリから自分流に音質をカスタマイズできる点も購入の決め手のひとつ。ただアプリの方にも力を入れて欲しいのは他の使用者と同感で、今後のAVIOTに期待している。」

★「疑心暗鬼で購入したが現状文句なし。一時間ほど使用しても、バッテリーは全く減らないし、PCやスマホとペアリングすると端末が覚えてくれるので、次回からは耳につけるだけで勝手にペアリング。ケースの出し入れで自動オンオフ。有線よりずっと便利だ。音質やノイキャンを期待して買ったわけではないが、素人耳には満足できるレベル。総合的に良い買い物だった。最近のワイヤレスってみんなこのクオリティなんだろうか。しいて言えば、より長寿命で小型化すると嬉しいが、今後に期待だ。」

 

AVIOT TED01vのまとめ・評価

 

 

TE-D01vはライバルがひしめき合う、1万円前後のワイヤレスイヤホンの中では、なかなか良くできたモデルだと思います。

ワイヤレスタイプで重要な稼働時間の長さは圧倒的で、今まで毎日充電を行って来た人なら、この点で非常にメリットを感じるでしょう。

 

またワイヤレスイヤホンでまともな音質が期待できるのか、疑問に感じていた人にも、本機ならまずガッカリすることはないと言えますね。

低音は、BOSE製品のようにドッカーンと出るものではないものの、普及クラスのワイヤレスタイプのモデルとしては、不足のない重低音再生が楽しめます。

 

高音が、ガリガリ耳障りに聞こえると評したレビューもありましたが、私にはそんな風には聞こえませんでしたね。

やや強調したように聞こえる高音ですが、アプリのEQ調整で矯正できるので、気にすることはないと思います。

 

 

ただ、本機はBluetooth5.2に対応しているのに、場所によってはやっぱり途切れることがあり、問題なく快適な通信とは言い切れません。

耳に対するフィット感も良い方だとは思いますが、人の耳の形は千差万別なので、合いにくい人も少なからずいるかも知れませんね。

 

それから今後、最も改善して欲しいと思うのがアプリです。

接続が切れてつながらなくなったり、思うように機能が動かないとの声があるので、アップデートを行う必要があるでしょう。

 

多くの機能を、小さなボディに組み込んだワイヤレスイヤホンは、快適に使用できるように設計するのは難しいと思います。

しかしながら、低価格で高性能・高機能を実現したTE-D01vは、現時点ではかなりコスパの高い製品としておすすめできます。

 

冒頭でも述べましたが、私は室内で音楽を聴くなら、基本的にスピーカーを使うことを推奨しています。

それでも野外で聴く機会が多いユーザーなら、本機のようなワイヤレスイヤホンを使うことで、音楽を楽しむ幅が広がるのは間違いないとも思っています。

 

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