『TEAC TN-400BT』レビュー評価:Bluetoothで音源を飛ばせるUSBレコードプレーヤー

ここ数年、若者の間でレコードが見直され、
中古レコードショップが賑わっていますね。

 

その影響でLPの新譜が発売されたり、
新型レコードプレーヤーがぞくぞくと登場
しています。

でも昔と同じ仕様としている訳ではなく、
現代の流行に即した機能を取り入れ、
デジタル機器と融合した製品も多いです。

 

今回ご紹介する
「TEAC TN-400BT」もその1つ。

 

新しいプリメインアンプの機能に合わせ、
イコライザーを内蔵したりUSBで出力できたり、
Bluetoothで音源を送ったりもできるのです。

そこで、このTN-400BT
ユーザーレビューを基にして、
魅力を評価してみたいと思います。




 

TEAC TN-400BTはBluetooth機器で音を再生できる

TN-400BTの駆動方式は、
オーソドックスなベルトドライブ式。

 

オーディオ全盛期の頃はこのクラスでも、
ダイレクトドライブ式が普通でした。

残念ながら現在では、安定した回転を保つ
ダイレクトモーターを低コストで提供できる
部品メーカーが減ってしまっています。

 

そのため設計しやすく信頼の高い、
従来からあるベルトドライブ式が、
今では一般的なんです。

結果的に、安くて良い製品を
音響メーカーは提供できるんですね。

 

昔ながらの形を取るのは、
音を拾い上げるトーンアームも同じ。

 

レコードの溝を正確にトレースするため、
S字型トーンアームを採用し、

しかもユニバーサルヘッドシェルで
簡単にカートリッジを交換できます。

 

そのカートリッジには、本機は
オーディオテクニカのVM型AT95Eが付属。

VM型カートリッジは、
MM型カートリッジと同等のもので、
同じイコライザーが使えます。

 

レコードを掛けて再生する方法は、
自分で操作するマニュアル式で、

マニアチックに不便を味わうのが
現代のレコードの楽しみとなっています。

 

しかし本機の魅力は、
これだけでは終わりません。

最近のアンプはフォノ端子がなく、
イコライザーを省いた機種が多いです。

 

今更レコードを聴く人なんて
もうわずかなのではないかと言う
メーカーの判断だったのですね。

カートリッジは出力が極めて小さく、
そのままアンプに信号を送れば
音量は不足します。

 

また、レコードは高音を強く
低音を弱く記録しており、

正常の音に戻すためにも、必ず
イコライザーは必要なんです。

 

それを反映して本機はこれを搭載し、
あらゆるアンプとの接続を可能にして、
レコードを楽しめる仕様にしています。

 

でもそれだけでは他の
プレーヤーとの差別化ができないので、

USB端子を搭載してレコード音源を
デジタル化してPCに取り込めます。

 

編集したら、
スマホやデジタルプレーヤーでも
再生できる機能を搭載しました。

これらの機能だけでも、
本機は随分現代的と言えるのですが、
もう1つ面白いのがBluetooth機能です。

 

これを使ってレコードを掛けながら、
Bluetoothスピーカーで鳴らしたり、
スマホで聴くことができるんです。

 

つまり、
わざわざ立派なプリメインアンプと、

スピーカーシステムを用意しなくても、
レコードを再生できると言う訳。

 

これならデジタルに慣れた若者なら、
手軽にレコードを楽しめるでしょう。

ではその使い心地と音質は、
どんなものでしょうか。

 

すでに使っているユーザーのレビューを、
ネット上で集めたのでご覧下さい。

その後で、私が本機を
評価してまとめたいと思います。

 

TEAC TN-400BTのユーザーレビュー

 

★「デザインは思った通りのもので、とても気に入っている。2代目のレコードプレーヤーとして使用している。前回はオートアーム機能有りのものだったので、オートでなく手動でのアーム操作は面倒かなと心配していたが、特に気にならず楽しんで聴いている。過去に高額なものを使用したことがないので音質を比べる事は出来ないが、低音も心地よく聴けて良いと思う。マイナスを言うならば、電源スイッチがターンテーブルの後ろについているので分かりにくい/押しにくいという点だ。」

★「トーンアームの複雑な調整は、素人には重すぎる。」

★「レコードの音をBTで飛ばすという発想には感心。今更アンプまで買えないから助かった。」

★「きれいではないトレイ上の痕跡と木材。トレイは塗装が不十分である可能性がある。大変がっかりした。」

★「Bluetooth・フォノイコライザー内蔵で、もっと安いプレーヤーは沢山あったのだが、TEACが断然見た目も良くセッティングする楽しみもあり、買って良かったと思う。アンカーのサウンドコアブーストに繋げているが、音質も良好だ。ただオートではないので、聴き始めと終わりに針の上げ下げはしなくてはならないので、面倒な人には向いていないかも知れない。」

 

TEAC TN-400BTの評価

 

 

TN-400BTはすでにコンポを所有して、
これからレコード鑑賞をしてみたい人に、
最も相応しいレコードプレーヤーです。

 

デジタルアンプを使っていて、
フォノ端子がなくても大丈夫。

USB経由でレコード音源を、
PCM最大48kHz/16bitで
デジタル化することも可能です。

ハイレゾに近いクオリティで、
PCやスマホに保存できますよ。

 

ダイレクトにレコードを楽しむも良し、
デジタル化した録音データを、後から
デジタル機器で再生するのも魅力です。

ダウンロード購入した音楽を聴くのとは、
一味違った音の楽しみ方が増えますね。

 

ただし、
プレーヤー操作はフルマニュアルだし、

購入したらまず安定した場所に設置して、
アームの針圧調整をしないといけません。

 

CD再生とは違い、
何かと再生に手間が掛かるのは、
昔と何ら変わっていないのです。

まぁ、それが新鮮で楽しいと言うのが、
本機の魅力に繋がっているんですけどね。

 

でも少し待って下さい。

本機の魅力はこれで終わりじゃない。

 

このTN-400BTには、
Bluetoothが搭載されていることを
忘れてはいけません。

 

この機能を使うことで、
手軽にBluetoothスピーカーや、

Bluetoothヘッドホンで、
レコードが聴けるんです。

 

立派なコンポを持っていない人でも、
レコード鑑賞を始めたいと思えば、
簡単にできるんですよね。

 

Bluetoothを使わずRCAケーブルを介した、
アンプ内蔵のアクティブスピーカーでも、
迫力あふれる音で再生できるでしょう。

別途にアンプを用意すると言う、大きく
負担を掛けることは必要ありません。

 

さらにTN-400BTには、
定評あるオーディオテクニカ製の
カートリッジが付属しています。

トーンアームの設定さえ済めば、
すぐにも高音質で
レコードが掛けられますよ。

 

プレーヤー自体はそれ程高級感はなく、
仕上げそのものは価格相応です。

でも初めてレコードに触れる人には、
新鮮に感じるのは間違いないでしょう。

 

また眠っているレコードを引っ張り出し、
改めて聴いてみたい音楽愛好家が、

再購入するプレーヤーとして選ぶにも
良いモデルだと思います。

 

他にも低価格のプレーヤーはありますが、
本格的にカートリッジ交換できる
長所を生かすのも悪くはないハズです。

 

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または


 

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