手頃な価格と大きさで、パソコンのモニターにも
ピッタリの「MACKIE(マッキー) CR3」を、
レビューで音質評価してみたいと思います。
果たして、オーディオスピーカーと呼べる音質で
鳴ることができるのでしょうか?
MACKIE CR3とはどんなスピーカーなのか?
大きさが横140㎜・縦210㎜のアクティブスピーカーで、
ウーファーも約80㎜弱と小さく、写真を見る通り、
モニター画面の両脇に置くとちょうど良いバランス。
しかもアンプを内蔵していることで、パソコンと
つなぐだけで迫力あるサウンドが楽しめるんです。
パソコンとつないでも、さらにスマホやi-Podなどの
オーディオプレーヤーとも接続できるので、大変便利。
スタジオモニターらしいデザインで、
ワクワク感を感じさせるものです。
MACKIE CR3のユーザーレビュー
では、実際には、どんな音質なのでしょうか?
すでに使用しているユーザーの皆さんの
レビューを基に、CR3を検証してみましょう。
★「今までPC用スピーカーは、オラソニックのS7を使用していた。YouTubeの視聴には不満はなかったが、最近はメタル系の音楽を聴く機会が増え、もう少し良いものが欲しくなってCR3を購入。音を出してみると、圧倒的な音の違いを実感。低音が大幅に強化され、メタルが迫力あるサウンドに変身した。音に立体感が出て、聴いていても疲れなくなった。大きな部屋で聴くのには少し物足りないが、PC用としては十分すぎる良品。」
★「少し低音が強くて、しかも輪郭がしっかり。デジタル音源でも、アナログ音源を聴いているようなくつろぎを感じる。」
★「音の好みは人それぞれだし、リスニング環境も違うので断定はできないが、私に取っては聴きづらい音だった。低音がボコボコうるさ過ぎている。」
★「低音と音圧は、文句のないレベルだと思う。中域もしっかり出ているので、ギターの音やボーカルの音もコシを含んで気持ち良く鳴ってくれる。モニター用と言う意味では、特にバスドラの音作りがとても良いと思った。正面にAUXやイヤホン端子があるのもとても便利だ。」
MACKIE CR3の評価
さて、いかがなものでしょうか。
MACKIEと言うブランドは、オーディオファンには
余り馴染みのないブランドだと思います。
でも、編集スタジオ用モニターとしてはすでに評判で、
一定のファンがいると知り、今回取り上げてみました。
スピーカーユニット周りにグリーンの縁取りがなされ、
いかにもスタジオ向きなデザインですが、
リスニングルームに置くには高級感がありませんね。
ボディはプラスチック製かと疑われそうですが、
実はしっかりと木製で、見た目よりドッシリと重いです。
そのためなのか、出て来る音も低音が
ドッシリした安定したサウンド。
低音から高音まで押し出し感が強く、多くの人に
好感の持たれる音と言って良いかも知れません。
バスドラは、わずか8㎝弱のウーファーから
出ている音とは思えない迫力があります。
とは言え、モニタースピーカーと呼ばれるだけに、
BOSE製品のようなドンシャリサウンドではなく、
比較的おとなしめの傾向ですね。
本体内部にはアンプと電源部を内蔵していることで、
パソコンの近くに置いても配線がごちゃ付きません。
総合出力を確認すると、50Wと
メーカーサイトに書かれています。
が、これはちょっといくら
何でも誇張し過ぎでしょう。
しかし、サイズからすれば良く鳴るのは確かで、
パワー不足を感じることはないハズ。
メインスイッチは裏面にあって、
少し使い勝手が悪いかと思ったら、
前面ボリュームも電源スイッチを兼ねており、
不便はありません。
ボリュームを右へ回せば電源が入り、
グリーンのランプが点灯します。
このため、電源の切り忘れもなく助かりますね。
さすがに、本格的オーディオコンポとして評価すれば
アラが見えるものの、デスクトップオーディオとしてなら
充分な音質で満足感は高いでしょう。
価格は非常に安く、しかも2本1組なので、
コストパフォーマンスも十分高いと言えます。
パソコンを中心にオーディオ環境を揃えようと考える方には、
ぜひ検討に入れるべきアクティブスピーカーシステムです。
※「MACKIE CR3」は「MACKIE CR3-XBT」に進化しました ▼
または
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