DACとヘッドホンアンプの違いってナニ?『FOSTEX PC200USB-HR』をレビューしながら解説

 

オーディオ初心者の方から受ける質問で、
ハイレゾを含むデジタルソースの再生時に使う、

「DAC」と「ヘッドホンアンプ」
の違いが分からないと言うものがあります。

 

ポータブルタイプのものも含め、
DACとヘッドホンアンプは大きさも同じほどだし、

また最近では両機が一体化したモデルも多いので、
区別が付きにくいかも知れませんね。

 

しかし、両機は似て非なるもの。

 

簡単に説明すると、DACは正式には、
“デジタルアナログコンバーター” と言います。

PCから出力されたデジタル信号を
ヘッドホンやスピーカーで鳴らせるように、
アナログ信号に変換するプロセッサーです。

 

対してヘッドホンアンプは、単に音声信号を、
ヘッドホンで聴けるほど大きく増幅するもの。

また、アンプなら一般にプリメインアンプを指し、
スピーカーを駆動できるほど
音声信号を大きくする機器を指します。

 

では今度は実際に、
PCとDACそしてアンプをどのように接続するのか、
その手順に付いて述べてみましょう。




 

PCとDACそしてアンプはどのように接続するのか?

 


出典:デジマートマガジン

 

実は、PC内部にもDACを内蔵しています。

大抵のPCにはヘッドホン端子も装備されており、
そのままヘッドホンを使って、
音楽ソースを楽しむことが可能です。

 

しかしこの組み合わせでは、
音質的に満足できるものではありません。

ノイズが出やすいし、ハイレゾ特有の
高音の伸びも期待できないのです。

 

そこで、より性能の良い外付けDACを使うことで、
ハイレゾ音源の魅力を余すことなく
アナログ音源へ変換すると言う訳なんですね。

 

で、スピーカーを使って音源を鳴らしたい場合は、
イラストのように、PCから主にUSBでDACと接続、
DACからはRCA接続でプリメインアンプへとつなぎます。

 

ヘッドホンで楽しむ場合は、
同様にPCからUSBでDACに接続、

そこからヘッドホンアンプを経由して
ヘッドホンをつなぎます。

 

ただ、
現在では単体のヘッドホンアンプは種類が少なく、
DAC内蔵ヘッドホンアンプが主流になっています。

PCとDAC内蔵ヘッドホンアンプを接続すれば、
あとハイレゾ対応ヘッドホンをつなぐだけで
ハイレゾ音源を楽しめてしまうのです。

 

プリメインアンプにDACが内蔵されたモデルなら、
PCとプリメインアンプをダイレクトにつなぎます。

こちらも、ハイレゾ対応スピーカーをつなげば、
これでハイレゾが再生可能です。

 

ちなみに、
PCとUSBケーブルで接続できるDACを、
特に “USB-DAC” と呼んでいます。

数年前の初期のPCオーディオと比べれば、
現在は手軽にしかも安く、ハイレゾの
デジタルソースが楽しめるようになりましたね。

 

DACとアンプが一体化したモデルなら、これでヘッドホンもスピーカーも鳴らせる

 

 

前項で、
デジタルソース(音源)をスピーカーで鳴らす場合、

PC ⇒ DAC ⇒ アンプ ⇒ スピーカーの順に
つなぐと述べました。

 

しかし、あなたはデスクトップに置いたPCを中心に、
スピーカーでデジタルソースを聴きたいとしましょう。

するとアンプが邪魔で、デスクトップが
手狭になってしまうかも知れません。

 

スペースを取らず、
シンプルにハイレゾを楽しみたいと思うなら、

“DACとアンプが一体化” した
パーソナルアンプを使うと良いでしょう。

 

その中で、
なかなかイケてる製品だと感じたのが、
「FOSTEX PC200USB-HR」です。

この製品は、超小型のUS-DACに
アンプを組み込んだシステム。

 

PCからUSBケーブルでつなぎ、
デジタルソースを入力、

背面にあるヘッドホン端子から
ヘッドホンで音を楽しめます。

 

と、ここまでは、一般の
DAC内蔵ヘッドホンアンプと同じです。

でもこの製品の凄いのは、
小さなボディに内蔵されたアンプ出力が、
なんと15W+15Wもあること。

 

ヘッドホン端子の横に並んだスピーカー端子を使い、
スピーカーを鳴らすことが可能なんです。

大型スピーカーには非力でしょうが、
デスクトップ上で似合う小型スピーカーなら、
十分なパワーを発揮します。

 

ここで、このPC200USB-HRの接続方法を
解説した動画がありますのでご覧下さい。

 

いかがですか。

簡単な接続で、高品質な
PCオーディオを構築できることが、
お分かりになったと思います。

 

それでは、実際にPC200USB-HRを愛用中の
ユーザーの皆さんは、
どんな感想を持っているでしょうか?

ネット上でレビューを集めましたので、
見ていただきたいと思います。

 

FOSTEX PC200USB-HRのユーザーレビューと評価

 

★「使用するスピーカーによっても変わってくるかと思うが、想像と違いとても柔らかい音だ。左右の音の分離も優れており、立体感も良い。良い音を楽しむには、お金とスペースが必要だと思っていた世代なので、これだけ低コスト・省スペースで楽しめる事は素晴らしい事だ。」

★「iphone使用で自作の小さなスピーカー用にと購入したが、何の不便もない。高級アンプは持っていないので比較できないが、低音も良く出ており期待以上の音質だった。」

★「スピーカーの出力はスピーカーの性能にもよるだろうが、いい音で聴ける。3万程度のコンポにつないだ並みは出る。ハイレゾの設定はきちんとした方がいい。ヘッドホン出力は正直微妙だが、まあヘッドホンアンプじゃないので、こんなもんだろう。アタック音は弱い感じだ。USB-DACを通しているので、そこそこクリアだ。」

★「ニアフィールドでのリスニングに良い。PCサイドに同じくFOSTEXの8cmフルレンジを置いて聴いている。オーディオグレードのUSBケーブル・スピーカーケーブルを使い、かなり鑑賞レベルの音で聴ける。何しろスペースをとらないので取り回しが楽で、YOUTUBEやネットラジオなどを楽しく聴いている。本体は小さいが意外に重たく、ボリュームつまみのトルク感がイイ感じだ。」

 

パッと見、USB-DACなのかヘッドホンアンプなのか、
区別が付かないPC200USB-HRですが、
DACと一体化したりっぱなアンプなんですね。

 

ただし入力は、
ヘッドホンとスピーカー各一系統のみで、
あとはボリュームだけの潔い製品です。

 

さすがに、本格的なオーディオコンポとして
迫力は物足りないものの、

デスクトップPCオーディオと解釈すれば、
納得のパーソナルアンプと言えるでしょう。

 

なりは小さくても、
低音の充実感と高音の伸びは
なかなか大したものです。

 

とにかくコンパクトで、
デスクトップで邪魔にならないので、

一人こっそりハイレゾに酔いしれたい方に
相応しい製品だと思います。

 

価格は安いし接続も簡単なことから、
初心者にも十分おすすめできるでしょう。

 

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または

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まとめ

 

以上、DACとヘッドホンアンプの違いを説明しました。

 

DACは、デジタル音源を
アナログ音源に変換するプロセッサー。

ヘッドホンアンプはDACに似ていますが、
微弱な音源を大きく増幅させる機器です。

 

また両方が一体化した製品も多いので、
どこがどう違うのか、区別が付きにくいのは
やむを得ないかも知れませんね。

 

なおこの他に、
「ポタアン」と呼ばれる製品がありますが、
これは “ポータブルアンプ” の略。

これも、USB-DACとヘッドホンアンプが一体化したもので、
リチウムバッテリーを内蔵して野外でも稼働できます。

 

スマホやデジタルプレーヤーに溜めたハイレゾ音源を、
ハイレゾ対応ヘッドホンを使うことで、
どこでも好きな場所でハイレゾを楽しめます。

もちろん屋内でも使えるので、ポタアンを利用して、
一人静かに部屋でPCオーディオに浸るのも、
趣味のオーディオの醍醐味と言えることでしょう。

 

 

 

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