最近のオーディオコンポでは、
スピーカーにミニコンポほど小さな、
ブックシェルフスピーカーを
選ぶ方が増えています。
設置場所に困ることが少ないし、
PCと一緒にデスクトップに置きたい
ニーズもあるからでしょう。
またスピーカーの性能も向上して、
小さくてもとても綺麗に鳴るモデルが
多くなった事も一因だと思います。
ただ音色は綺麗でも、
本体容積に限界があることで、思うような
重低音が得られないこともありますね。
その場合の解決方法の1つとして、
サブウーファーの追加があります。
ところがサブウーファーの多くは本体が大きく、
せっかく小さなスピーカーを選んだのに、
その大きさが欠点になってしまうこともあります。
では、できるだけ場所を取らない、
おすすめの小型サブウーファーは
ないのでしょうか?
ありますよ!それは、
「YAMAHA YST-FSW150」です。
今回は、入門機としても相応しい
サブウーファー、YST-FSW150を
ユーザーレビューで評価しましょう。
YAMAHA YST-FSW150は、どんなサブウーファー?
YST-FSW150は、サブウーファーの
種類として小型のモデル。
横450mm x 高さ166mm x 奥行き366mmと、
一般のプリメインアンプ程度の大きさです。
市販のオーディオラックにも入るほどなので、
ホームシアターのサブウーファーに使っても、
邪魔になるようなことはないでしょう。
もし、オーディオラックに入らなくても、
本機は縦置きも可能です。
ラックの横に並べることだってできますよ。
本体が小さいだけに、
搭載するユニットも160mm径と小さめ。
でも内蔵するパワーアンプは、
75W(5Ω)とハイパワーです。
小型ブックシェルフとの組み合わせなら、
十分迫力ある重低音が楽しめるでしょう。
また同じヤマハ製のAVアンプなら、
対応するモデルで、
電源の自動ON/OFFができて便利です。
では、YST-FSW150の音質や使い勝手は、
いかがなものでしょうか?
すでに使用中の、
ユーザーさんのレビューを集めたので、
確かめてみることにしましょう。
その後で、本機を評価して参ります。
YAMAHA YST-FSW150のユーザーレビュー
★「事務机の下に置くので、横型(横置き)のタイプを選んだ。ボックスの容積が小さいので音はどうかなと心配したが、迫力満点の低音が出て満足している。電源スイッチとボリュームつまみが前面にあるので、操作しやすい。」
★「意外にデカくてAVアンプに近いくらい大きいが、ラックに収まるので、大きさを感じさせないのはさすが。良質な低音を出すにはある程度の大きさは必須なので、仕方ないと思う。ヤマハのアンプで電源の連携もできるので、ヤマハで揃えるなら良いと思う。」
★「サイズが小さく、デザイン性にすぐれたものを探し、決めたのが本商品だ。サイズなどは思った通りで満足だったが、今一つ重低音が響いてこない感じがする。もっともセッティング場所が、場所の関係上床ではなくオーディオラックの上であり、座って聴くリスニングポジションよりも、高いところにある事が問題かも知れない。」
★「ONKYOのネットワークCDレシーバーに、DENONスピーカーシステムを繋いで音楽を聴いていたのだが、どうも低音が淋しかったのでこれを追加した。同シリーズのYST-FSW050と迷ったが、こちらの方がラックのスペースにピッタリだったのでこちらにした。見た目もスッキリスタイリッシュ!実際聴いてみると、デノンのスピーカーの音とマッチして良い感じだ。嫌な低音じゃなく心地良い響き。ボリュームはかなり控えめにしているが、本体の電源を切ると急に淋しくなる。もちろんデノンのスピーカーでも良い音がするのだが、一度このサブウーファーを使ってしまうと、これ無しには戻れなくなってしまった。」
YAMAHA YST-FSW150の評価
出典:CRUTCHFIELD
愛用のスピーカーの低音不足に悩んで、
サブウーファーをを追加したい方は
多いのではないかと思います。
でも、どのモデルも結構本体が大きく、
設置場所のことを考えてしまうと、導入を
ちゅうちょしてしまうかも知れませんね。
YST-FSW150は、この手の製品としては
小さく横置きデザインになっており、
オーディオラックに押し込むことも可能です。
ラックに入らなかったとしても、
縦置きにすることもできますから、あまり
設置場所に苦労することはないでしょう。
組み合わせも、
小型ブックシェルフスピーカーの方が、
見た目バランスが良さそうです。
欠点としては細かいことですが、
連続可変のハイカットフィルターがなく、
ややメインスピーカーとの
音の周波数バランスが取りにくいこと。
なので、サブウーファー側のボリュームと、
アンプ側のトーンコントロールのバスを動かし、
低音のバランスを取ると良いでしょう。
コツはアンプのバスをフラットより弱めにして、
サブウーファーのボリュームで、
低音をコントロールすることです。
アンプのバスを強調ぎみにしていると、
ズンドコ低音が響くばかりで、
良質な重低音を得ることができません。
また本機のもう1つの欠点として、
オートスタンバイ機能がないことですね。
同じヤマハの指定AVアンプを使えば、
自動的に電源が連動するので良いのですが、
そうではないアンプだと
手動で電源をON/OFFしないといけません。
オートスタンバイは、
音声信号がアンプから止まった時点で、
サブウーファーのアンプの電源が切れ、
テレビのスタンバイ状態と同様になります。
完全に電源が切れる訳ではないのですが、
相応に省エネになるのは間違いないです。
安価なサブウーファーながら、
この機能だけは付けて欲しかったですね。
それでも電源スイッチが前面にあるので、
背面にあるモデルよりはまし、
と言っても良いかも知れませんが・・・。
いずれにしろ、手軽に重低音を補強できて、
入門機としておすすめなのは確かでしょう。
※YST-FSW150はNS-SW050に変更になりました。
▼
または
出典:CRUTCHFIELD
コメントを残す