AVアンプはピュアオーディオの音質と高機能を両立することができるか?

 

先日、本格的にオーディオを始めようと言う方から、

AVアンプは映像機能と、プリメインアンプのような
ピュアオーディオの音質を両立させられますか?」

と言う質問をいただきました。

 

両機とも基本的に同じ構成なので、
どちらの音質が良いのか
選ぶのには迷うかも知れませんね。

 

結論を先に述べましょう。

 

テレビ番組や映画、また
ゲームも一緒に良い音で楽しみたいなら、
「AVアンプ」を選ぶと良いでしょう。

音に集中して原音を忠実に楽しむのであれば、
「プリメインアンプ」を選んで下さい。

 

当ブログは、初心者の方に向けて、
オーディオコンポの音質を
レビュー評価するのが目的です。

リーズナブルながらも、できるだけ音質の優れた製品を
クローズアップしてご紹介しています。

 

「AVアンプとプリメインアンプを比較すると、
どっちの音が良いんだろう?原音に近い方を選びたいな」

 

こんな風にあなたが考えるのなら、迷わず
プリメインアンプを選ぶべきと私は答えます。

でも、音像と映像の発展性も重要と考えるのなら、
AVアンプの方が後悔しないとも答えています。

 

その前に、そもそも両機はどこが違うのか知りたい方は、
プリメインアンプとAVアンプの違いとは?をご覧下さい。

 

前置きが長くなりましたが、ここでは、
AVアンプは映像とピュアオーディオの音質を両立できるか?
について検証してみたいと思います。




 

AVアンプとプリメインアンプ、単純にどっちの音質が良いの?

 

AVアンプとプリメインアンプを比較した場合、
両機が同じくらいの価格であれば、
単純にはプリメインアンプの方が音質が良いです。

 

大まかに言えば、AVアンプもプリメインアンプも、
プリアンプとメインアンプ(パワーアンプとも呼ぶ)の
2つの機能から成り立っています。

プリメインアンプのプリアンプ部は、
音楽ソースの入力の切り替え、ボリュームコントロールと
トーンコントロールなど音のみの制御を行います。

 

対してAVアンプのプリアンプ部は、
音だけでなく映像信号の入力制御までも行い、また

機種によって5.1チャンネル・7.1チャンネルなど、
多数のチャンネルに振り分けたりします。

 

入力方法もHDMIなど色んなデジタル入力、
またワイヤレス入力など複雑。

パワーアンプ部も2チャンネル仕様のモデルならともかく、
先ほど述べた5.1チャンネル・7.1チャンネルともなると、
多数のチャンネルに分けなくてはなりません。

 

その点プリメインアンプの場合、
一般のモデルは2チャンネル仕様ですから、
パワーアンプ部も2つに分けるだけ。

 

そうやって考えれば、多くの機能を持った
AVアンプのプリアンプ部はコストが掛かるし、

パワーアンプ部でもプリメインアンプのそれより、
1チャンネルに掛けられるコストは限られます。

 

で、両機の販売価格が同じくらいであるなら、
当然AVアンプの方が安いチップを使わざるを得ないので、
トータルでプリメインアンプの方が音質が良いのは明白。

AVアンプでプリメインアンプと同等の音質を得ようとするなら、
1クラスも2クラスも上級モデルを選ばないと対抗できないのは、
これでお分かりでしょうか。

 

AVアンプにパワーアンプ追加で音質の改善ができる

 

AVアンプでプリメインアンプと同等の音質を得ようとするなら、
より価格の高い上級機を選ぶべきなのは、先ほど述べた通りです。

 

ではそれとは違うやり方で、AVアンプの音質を
向上させる方法をお話ししましょう。

これは前提として、左右2チャンネルで
音を再生させるのが条件となります。

 

それは、AVアンプのプリアウト端子から信号を出力して、
単体のメインアンプにつなぐ方法です。

 

アンプにはAVアンプやプリメインアンプの他に、
プリアンプとメインアンプが独立した
セパレートアンプと呼ばれるアンプが存在します。

セパレートアンプはプリアンプとメインアンプが完全に分かれており、
音楽ソースを入力してスピーカーに出力するのにこの2つを経由します。

 

それぞれは別々に販売されており、
そのうちのメインアンプの方を利用するのです。

AVアンプのパワーアンプ部は使いません。

 

セパレートアンプは、本来プリメインアンプにあきたらない
マニアに向けた商品なので、価格がハンパじゃありませんが、
AVアンプには及ばないクオリティで音が楽しめますよ。

ROTEL パワーアンプ RB-1582MKII

果たしてAVアンプでピュアオーディオの音質が得られるのか?

 

以上、
AVアンプとプリメインアンプとでは音はどちらが良いのか、
どちらを選んだ方が良いのかお伝えしました。

 

ホームシアターを楽しむなどAV機能も使いたいのなら、
AVアンプしか選択肢はありませんが、

単に音を楽しむだけならプリメインアンプの方が
音質が優れていることをご理解いただけたでしょう。

 

さらにAVアンプのプリアンプ部だけを使い、
メインアンプ部をセパレートアンプのメインアンプにつなぐことで、
音質の改善ができることもお分かりいただけたと思います。

ただこのブログは、オーディオ初心者に向け情報発信しているので、
マニア好みのセパレートアンプをつないで音質を改善するやり方は、
この場ではあまり現実的ではない方法かも知れません。




ところで、最後にお話を原点に戻したいと思います。

 

ピュアオーディオの “ピュア” とは “純粋な” と言う意味で、
本来なら “原音に忠実な飾りのない音を求めたオーディオ”
となるでしょう。

しかし、最近ではそうではなく、
“人に影響されない自分だけの好きな音を求めて行こう”
と言う意味で使われるようです。

 

ですから、純粋に原音再生を求めるのなら、迷うことなく
プリメインアンプで2チャンネルの世界を極めるべきです。

でも、迫力の映像をより高める誇張されたサウンドの方が
自分は好きと感じるのなら、AVアンプを選んでも
ピュアオーディオの音質を得られることになるのです。

 

良い音を楽しむのに、どんな
オーディオコンポを選ぶべきか正解はありません。

 

昔ながらの真空管が奏でるアンプの音が、
ピュアオーディオの極みだと言う人もいれば、

最新のデジタル技術で完成された音がピュアオーディオの音、
と言う人がいても間違いではないのです。

 

最後にはあなたの耳の好みとライフスタイルで、
AVアンプにするかそれともリメインアンプするか、
決着を付けて下さいね。

 

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