オーディオコンポにも寿命があるって?……じゃ買い換えはいつが良いの?

 

あなたは、オーディオコンポにも
寿命があることをご存じでしょうか?

 

もし愛用のコンポが壊れた時、
まだ寿命じゃないと思って修理に出すか、

それともいっそのこと買い替える
どっちが得だと考えるでしょう?

 

一般にオーディオ機器は耐久商品であるため、
すぐに寿命が来てしまうものではありません。

たいていの商品には購入して1年、
場合によっては2~3年、
メーカーもしくは販売店の保証が付くはずです。

 

保証期間中のものなら多くの人が修理に出すでしょうが、
問題は、保証期間が過ぎに故障した場合の処遇ですよね。

以前私は、オーディオ製品の平均寿命は
10年ほどと聞いたものです。

 

と言うことで、今回は
オーディオコンポの寿命をテーマに、

故障時の修理と買い換えの見極めに付いて
考えたいと思います。




 

CONTENTS

どんなコンポも10年でダメになる(寿命が来る)?

 

 

先ほど私は、オーディオコンポの
平均寿命は約10年と述べました。

これはかつて愛読していた、
オーディオ雑誌に書いてあったことなんです。

 

私はかれこれ30年くらいのオーディオ歴がありますが、
今まで色んなメーカーの製品を買い替えたりしました。

ソニー・テクニクス(現在のパナソニック)・オンキヨー・
ダイヤトーン・デノン(昔はデンオンと発音)・ティアック・
サンスイ(現在のサンスイとは違う)など、多岐に渡ります。

 

でも、レコードプレーヤーやカセットデッキは
モーターやヘッドなどに負担が掛かったのでしょうか、

どれも6~7年で動かなくなり修理代も高かったので、
買い替えてしまいました。

 

その点、プリメインアンプやFMチューナー、
スピーカーシステムはなかなか壊れませんね。

現在自宅で使っているものはどれも15年ほど経ちますが、
これらは全くと言って良いほど元気です。

 

面白いのはCDプレーヤーです。

現在も使用中のコンポで、
ソニーのCDP-337ESDと言うんですが、
これを買ったのが1988年。

実に、30年間も頑張って動いているんです。

 

5年前に、ディスクを出し入れするトレイが故障しましたが、
トレイを動かすプーリー(輪ゴム)が劣化しただけだったので、
それを1本交換すると、また元通りに動くようになりました。

低音が図太く音が良いので、今でも捨てられません。

 

今から10年以上も前の機器は、
アナログオーディオと呼ばれていたものが全盛でしたが、

それぞれのコンポが5万円もするものであれば作りが良く、
また見た目もガッシリとして重量も結構あったものです。

アンプやスピーカーなんかは、20年以上
活躍する機器も普通にありましたからね。

 

現在はデジタル化された機器が増え、
機能や性能も随分アップし良くなりました。

そして以前と比べ、価格が本当に安い。

 

ただメカニズムが複雑になったせいでしょうか、
故障は現在のデジタル化された機器の方が多いようです。

価格が安くなった分、故障が増えた気もします。

 

最近のコンポは性能も機能も凄いが、価格が安い分寿命は短い?

 

 

近頃の普及クラスのコンポは本当に価格が安くなり、
手軽に買えるようになりました。

実売3万円程度のミニコンポでも多機能で高性能、
十分にオーディオ機器として使えるものが多いです。

 

ただし、量販店で実物に触れてみると分かりますが、
低価格のコンポは華奢で作りは良くありません。

ボディはプラスチックを多用、持ち上げると軽いです。

見た目は安っぽくありませんが、
高級感を感じることはありませんね。

 

だからでしょうか?
そんなコンポのネットでのユーザーレビューを見ると、
初期不良が多いとの書き込みが目に付きます。

修理を依頼すると修理するのではなく、
代替品が渡されることもしばしばのようです。

 

実質、普及クラスは10年はおろか、故障したらそれで寿命と
言わざるを得ないものがあるのがとても残念ですよね。

量販店の定員の方に聞けば、総額で
10万円を切るコンポなら寿命はせいぜい10年。

これが5万円以下のミニコンポともなると、
早いもので5~6年と言います。

 

安価なコンポは部品が尽きたことで寿命が来るのではなく、
製造コストダウンの関係で修理ができない箇所が故障したら、
そこで寿命と宣言してしまうことがあるようです。

でもさすがに、単体で10万円を超えるコンポにしては、
さすがに現在の製品でも細部までしっかり作られていて、
大切に扱えば10年どころか20年以上持つことでしょう。

 

故障しても修理がしやすいように、
パネルや部品が確実に外せるようになっていたり、
部品も極力汎用品を使ったりしますからね。

その機器だけにしか使えない部品が少なめなことで、
修理のリスクも少なくなっています。

 

コンポの寿命が平均10年と言う根拠は、
白物家電と呼ばれる家電品が約10年をメドに作られることで、
それに準じているのではないかと思うのです。

価格の安いコンポは販売の利益率が低いので、
安いコストでできる製造方法で作られることで結果壊れやすく、
また修理費がかさむことで買い換えを促されるのでしょう。

 

これは、オーディオコンポメーカーの
一方的な事情に過ぎないことなんです。




愛着のあるコンポが壊れたら、専門の修理会社へ依頼する手がある!

 

もし長年愛用したあなたのコンポが、
故障してしまったとしましょう。

もう部品がないとか言ってメーカー側は、
修理を断り買い換えを促すことがありますが、
ここで諦めてはいけません。

 

故障したコンポに愛着があるのなら、
オーディオ機器専門の修理会社へ相談することを
おすすめしたいと思います。

ネットで「オーディオ修理」または、
「オーディオ機器修理」と検索してみて下さい。

 

いくつもの修理専門店にヒットするはずです。

 

これらのお店に相談すれば、
メーカーでは断られてしまった修理を
受けてもらえる可能性がありますよ

実は、先ほどの30年愛用している私のCDプレーヤーも、
このような修理店に依頼して蘇ったのです。

 

次々と出る新型にこだわることなく、
長く愛用したいコンポをお持ちのあなたに提案しましょう。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください