ミニコンポで録音すると言うことは、
以前はどのモデルでも普通にできました。
カセットデッキやMDデッキを使い、主に
アナログでダビングする形で録音したものです。
それが、段々とデジタルオーディオ化が進み、
多くのカセットデッキはその姿を消し、MDデッキさえMD
そのものが製造中止になり、現存するモデルはありません。
少し前までは、SDカードにデータを貯めるSDミニコンポも
流行しましたが、最近では内蔵メモリーに
データを入れるのが主流となり、SD式も多くは製造を中止。
Wi-Fiとつながるネットワークレシーバーなら、
ルーターを介しNASに音楽データを貯める方法もあります。
でも、これだとそれこそPCオーディオになってしまい、
少し敷居の高さを感じてしまいますよね。
またNASを使った再生だと、
反応の悪さで使い勝手に不満が残ります。
それではデジタル化が普及した現在、
録音できるおすすめのモデルは、
ミニコンポにはないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
実は、USB経由で外付けHDDを使い、
ハイレゾ音源を録音できるミニコンポがあるんです。
それが、「Pioneer X-HM76」。
このコンポの特長は、USBで外付けHDDを接続して
音楽を貯める、つまりどんどん録音して
ミュージックサーバーのように使うことができます。
これまでハイレゾ音源は、
パソコンを使ってダウンロード購入したものを
コンポで再生するのが一般的でした。
しかし、このやり方もパソコンとアンプを接続する、
いわゆるPCオーディオになり、何だか難しくなります。
このX-HM76(S)では、面倒なパソコンを使わず、
スマホやタブレットを利用して
「e-Onkyo」から購入した音源を、
直接HDDへダウンロードする仕組み。
難しいネットワークの知識がなくても、
スマホを使った方法を使えば、
容易に音楽ソースを貯めて行けるでしょう。
では、実際に使っているユーザーの皆さんの声で、
その使い勝手を探ってみたいと思います。
★「今までパソコンから光出力してコンポで再生していたが、この商品を購入してハードディスクに録り貯めた音源をつなぎ、簡単に再生して楽しんでいる。10万曲くらい入っているハードディスクでも、フォルダの読み込みは快適だ。ワイヤレスでの接続でも、途切れたりすることはない。パソコンを介さずに自由に音楽を楽しめる。音質の良し悪しは分からないが、便利な機能を利用したくて購入したので満足だ。」
★「個人的には、今まで買ったコンポやPCスピーカーに比べ、一番満足できている。ネットワークオーディオとして期待して買ったが、RadikoもChomecastも問題なく使えている。本機でフォーマットするのと、ネットワークスタンバイをオンにする必要があるが、PCからHDDに直接書き込みができるのは有り難い機能だと思う。欲を言えば、本機とスマホアプリの連携で、HDD内の曲のプレイリストが再生できるような機能が欲しかった。」
★「表示画面がありタイトル表示ができて、設定したジャケット表示もできる。起動速度が思ったより早いが、サーバー設定でディレクトリ表示が文字化けする。パナソニック製のコンポからの買い替えだが、やはり表示画面があるのは良く、今何を聴いているのか分かるのは大きなメリットだと思う。」
いかがですか。
ネット上から集めた音楽ソースをHDDに貯めておいて、
それを好きなだけ鳴らし続けられるのは嬉しいですね。
スマホやデジタルオーディオプレーヤーにある音源を、
ワイヤレスで再生できるのは便利であるものの、
それだとバッテリーの残量が気になります。
HDDに全て音源を入れてしまえば、ずっと音を
鳴らしっぱなしでも充電の心配がありません。
HDDを別途購入するのは痛手ですが、
最近は1万円以下で買えるモデルも出ているので、
それを狙って安くまとめるのも良いでしょう。
最後にX-HM76の音質に付いて触れますが、
付属のスピーカーが小さいだけに、
ド迫力サウンドと言う訳にはいきません。
それでもアンプ出力が50W+50Wと大きく、
小さいながらも全域に渡り良く鳴る感じです。
低音はしっかり前に出て来て、
高音もクッキリ明瞭なサウンドを楽しめます。
じっくりと聴き込むと言うよりも、
1日中気軽に鳴らした使い方をする、そんな
ネットワークミニコンポと言えるでしょう。
※この商品は、現在販売されておりません
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