『オーディオ機器 クリーニング』:コンポの掃除はどうすれば良いのか?

 

オーディオコンポを使い続けて行くことで、
これらは汚れ、歳だって取ります。

あなたが買ったミニコンポ・アンプ・スピーカーを、
いつまでも調子良く鳴らすためにはやはり掃除など、
メンテナンスが必要なんですね。

 

と言っても、特別難しいことを
考える必要はありません。

 

このブログはオーディオ機器初心者の方に
向けたものですから、できるだけ簡単に

クリーニングができる方法を、今回
分かりやすく述べてみたいと思います。




 

そもそもオーディオ機器には、向かない設置場所や運動のさせ方がある

 

 

まずは掃除を語る前に、前提として
やって置いて欲しいことがあります。

それは、最初にコンポを設置する場所。

 

あなたはコンポ達を、
窓ぎわに置いてはいませんか?

冬場には窓が結露してしまうことがあるので、
その湿気でコンポに悪影響を与えます。

 

結線したケーブルを含め本体内部が痛んだり、
最悪の場合サビてしまうことだってあるんです。

悪影響があるのは、冬場ばかりではありません。

 

夏場だって直接日光が当たれば、
その熱で痛んでしまうのです。

 

ですから極力窓ぎわを避けて設置するとか、
どうしても部屋のレイアウト上避けられないなら、

窓に厚手のカーテンを取り付けて
湿気や熱からコンポを守りましょう。

 

特にスピーカーの振動部に当たるコーンは、
紙でできています。

コーンが湿気を帯びると低音に張りがなくなるので、
とにもかくにも湿気から守ってやる必要があります。

 

ちなみに湿気については、窓に貼り付ける
防湿テープも効果があると思います。

また、日頃から適度にコンポの電源を入れ、
音を鳴らしてみるよう心掛けて下さい。




そして長らく使わないにしても、
ちょこちょことスイッチやツマミ類を動かして、
可動部が運動不足にならないようにしましょう。

同じように、CDプレーヤーやレコードプレーヤーも、
少しでも動かすようにすると良いです。

 

スイッチ類は、固定したまま
ずっと動かさないでいると接点が劣化します。

いざ動かした時に接触不良となり、
ポップノイズを発生することがあるんです。

 

私など過去に訳あって、1年ほど
コンポに全く触れない時期があったのですが、
久しぶりに使ってみたら驚きましたよ。

ボリュームなどのツマミ類の接触が悪くなり、
電源を入れて回してみると、スピーカーから
ジャリジャリとノイズが出るようになっていました。

 

入力を切り替えるファンクションスイッチも不良になり、
入力位置によりソースが再生できなくなってもいました。

機械も人間と一緒で、運動不足になると
どこかに不具合が現れたりするのです。

 

スピーカーの掃除は、基本的にカラ拭きでOK!

 

 

オーディオコンポの大敵は、
湿気と可動部の運動不足であることを、
今お伝えしました。

そして、いよいよ掃除について語って行きますが、
気になるのは何と言ってもコンポを汚すホコリです。

 

スピーカーは振動するコーンが紙でできているので、
キャビネットを含め、基本は
乾いた柔らかい布でそっと拭いてやれば大丈夫です。

コーンを布で拭くのは不安だと言うのなら、
PCのキーボードを掃除するハケを用いると安心です。

 

スピーカーはコンポの中でもデリケートな製品なので、
洗剤やエタノールのようなアルコール薬品など、
水気のあるものを使わない方が身のためだと思います。

キャビネットやコーンが変色したりして、
傷んでしまう恐れがあるのです。

 

もし、キャビネットのツヤを出したいのなら、
“キンチョウサッサ” のような
油成分を含んだ化学ぞうきんを使うのがおすすめ。

これ1つで、ホコリ取りとツヤ出しが同時にできて、
作業が楽に行えますよ。

 

あとついでに、背面にある
ケーブルと接続する端子が緩んでないか、
チェックしておくと良いでしょう。

緩んでいると音が途切れたり、
ショートを起こす原因にもなります。

ここにもホコリが付いているようでしたら、
先ほどのハケで取ってきれいにしましょう。

 

アンプ類の掃除は、カラ拭きとブロアでホコリを除去する

 

 

プリメインアンプやFMチューナー・CDプレーヤーも、
カラ拭きによるホコリの除去が基本になります。

ここで気を付けることは、
電源を切るだけでなく必ずコンセントを抜くことです。

 

これは、思わぬ感電から身を守るためですね。

 

そして同時に、
結線されたケーブルも外してしまうことがミソ。

コンセントやケーブルを全て外してしまったら、
スピーカーと同じように柔らかい布で、
前面パネルや天板パネルをカラ拭きしましょう。

 

背面のRCA接続端子にもホコリが付いていたら、
やはりハケで除去するようにします。

ホコリを取ったら、接続端子を覗いてみて下さい。

 

表面にツヤがなく白くなっているようでしたら、
スピーカーのツヤ出しに使った化学ぞうきんで、
ていねいに磨いてやって下さい。

ていねいに磨くことで、端子はピカピカになります。

 

ただ、端子の内部は化学ぞうきんでは拭けないので、
先端が細くて少し硬めの綿棒を用意して、
中へ突っ込んでクルクル回して磨くと良いです。

他のブログを見ると、エタノールを少し含ませ
磨いてやると良いと書いてあるものがあります。

 

この方法は確かに汚れ取りには効果的ですが、
下手をすると中に湿気が残って、
端子を痛めるハメになるかも知れません。

オーディオ上級者ならともかくあなたが初心者なら、
これはやらないことをおすすめします。

そもそも面倒な作業ですしね。




さてここからは、プリメインアンプに特化したことです。

プリメインアンプを代表とする増幅器は他のコンポと違い、
発熱量が多いため放熱することが重要です。

 

そのため、天板にはたくさんの
放熱口が設けられていますよね。

この放熱口からホコリが侵入し、
何年も経つとアンプ内部に溜まります。

放っておくと部品に悪影響を与えるばかりか、
危険でもあるんです。

 

最近購入したのなら当面の間は心配はありませんが、
数年を過ぎているのなら1度ネジを外して天板を外し、
中身を調べてみましょう。

随分とホコリが溜まっているのであれば、
思い切って除去してみる必要があります。

 

でも、難しいことを考える必要はありません。

 

必要なものは、
一眼レフカメラのほこり除去に使うブロアと、
そして先ほどのハケです。

ブロアを使って溜まったホコリを吹き飛ばし、
残った細かいホコリはハケで吸い取ります。

ハケは静電気を帯びているので、
結構吸い取ることができますよ。

 

それでも取り切れないホコリは、
内部の部品にできるだけ触れないように、

ブラシの付いたアタッチメントを装着して
掃除機で取り除きましょう。

 

このやり方でも、完璧に
ホコリを取り切るのは困難かも知れません。

が、無理に取ろうと部品をキズを付けてはいけないので、
ほどほどの作業で十分ですよ。

 

スプレー式のエアダスターを使えば良いと言う人もいますが、
缶の中のガスがやはり部品に悪影響を与えることもあるので、
できるだけ使用を控えるべきですね。

 

まとめ

 

いかがでしょうか?

 

このようなそれほど手間が掛からない掃除方法でも、
劣化していた音質がまたよみがえります。

私の経験では高音域の再現性が少し回復し、
クリアに聞えるようになりました。

 

オーディオが好きでたまらない人なら、
量販店で売っているクリーニングキットを購入し、
徹底的に掃除するのも良いことだと思います。

しかしあまり手を掛け過ぎて、スピーカーのコーンや
アンプの内部をキズ付けては元も子もありません。

 

初心者でも行える、ほどほどのクリーニングを
年に1度位のペースで施すことで、
良い音を維持してコンポの寿命も延ばします。

面倒くさいと考えず掃除を行い、長く
オーディオコンポを可愛がってやって下さいね。

 

 

 

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