オーディオスピーカーと言えば、アンプと有線で接続して
音楽ソースを再生するのが一般的ですね。
でも一方では、特定の場所に固定せず
好きなところに置いて聴くタイプも定着しています。
タブレットやスマホ等からブルートゥースでつなぎ、
バッテリーで駆動するのでごちゃごちゃする配線も必要なく
手軽にどこでも音楽を楽しめると言う訳です。
そんな便利なスピーカーで人気の
「SONY SRS-XB31」の音質や使い心地を、
ユーザーレビューを基に検証してみましょう。
SONY SRS-XB31の詳細と使い方・使い道
まずはSRS-XB31の使用中の様子を、
あるユーザーの方の動画でご覧いただきましょう。
※非公開になりました
協力 Tech Shopさん
バッテリーで駆動してワイヤレスでつなげることで、
まずは動画にあるように
アウトドアでの使用を思い浮かべますね。
そのためポータブル性を重視して小型ボディ設計になっており、
ユニットも48mm径の小さなフルレンジを2個内蔵しています。
でも、ただ小さいのでは音迫力に欠けてしまいますから、
15W+15Wの大きなパワーを持つアンプを内蔵し、
低音を補強するためにパスレフポートと
同じ働きをするパッシブラジエーターを2つ配置。
それに加え、
SONY独自のEXTRA BASSを搭載しているので、
見た目を超えた重低音が再現できるのです。
これも、アンプがデジタル化されたことで
実現できた技ですね。
ボディ幅はわずか230mmしかありませんが、
ちゃんとこれでりっぱにステレオ再生が可能。
アウトドアでは過酷な環境にさらされますから、
本機は防水・防塵・防錆仕様になっています。
雨やホコリ、一時的な水没もOKなのは本機に限らず、
他のライバル機もすでに常識的になっていますけどね。
だからと言って使う場所は野外に限ったことではないし、
室内でも好きな場所に置いて、
今まではイヤホンで聴いていたスマホの音楽ソースを、
このSRS-XB31で重低音を響かせられるのです。
大げさにオーディオコンポを所有していなくても、
簡単にワイヤレスでつなぎ迫力ある音で聴けるのは、
大変魅力的に感じます。
SONY SRS-XB31のユーザーレビュー
では、すでに愛用しているユーザーの皆さんのレビューで、
SRS-XB31の使い心地や実際の音質を確かめてみましょう。
★「サイズは大きすぎと思うが、低音の迫力がすごい。しかし高音域は少しこもった感じで中低音寄りのチューニングだ。低音の迫力を求めている方には向いている。」
★「鳴らせば、低音の渦が部屋を包み込む。低音域は45Hzまでカバーしている。それゆえ、直径15cmくらいのコンポスピーカーには引けを取らない。防水で風呂に持ち込み、防塵で外に持ち出し、車載も自由自在だ。モバイルバッテリー機能で、スマホやタブレットの充電も可能。イルミネーション機能。これはキャンプなどへの持ち込みで、夜中とか軽い照明になるので便利だと思う。」
★「音質・スタミナ・操作性は素晴らしいが、このスピーカーに音を飛ばすと、同一端末内の他のBluetooth製品とよく干渉する。特にBluetoothマウスは、ほとんどのメーカーが干渉する。スマホでもタブレットでもなるので、SRS-XB31特有の不具合だろう。残念。」
★「小型ながら音域もクリアで、音質も満足のいくもの。特に低音(ベース・ドラム)にかなり力が入っていると感じるが、全体のバランスは良い。LEDイルミネーションは正直うざったいのだが、専用アプリでoffにもできるため、そこまで気にならず。バッテリーの持ちは、2・3時間の使用を数日続けても問題なし。自宅でも手軽に音楽が聴けるので、とても満足している。」
SONY SRS-XB31の評価
SRS-XB31は、Bluetoothでつなぐスピーカーとして
性能的には特に秀でたものではありません。
ただ同種のスピーカーとして、
BOSEをかなり意識したのでしょう。
これまでのSONYの製品と違い、かなり重低音再生に
力を入れた音作りに変化していると思います。
エネルギー感が中低音に集中しているので、
迫力はかなりのものがあります。
その代わり、やや高音の伸びが足りなく感じられ、
曲の録音クオリティによっては高音が不満になることも。
音の傾向はドンシャリ系で高音が弱い訳ではないですが、
高音の音質にこだわる人には
伸び不足が気になるかも知れません。
とは言え、決して
ナヨナヨした音ではなくシャキッとしているので、
初めて本機の音を聴いた人には
「オッ」と言わせるだけの印象を与えるでしょう。
パーティーをしながらとか、クッキングをしながらなど、
「何かをしながら」聴くのではあれば、
ポジティブな気持ちにさせてくれるに違いありません。
またバッテリーの持ちも良く、アウトドアで
特に使いたい人には魅力的に感じるでしょう。
本体が光るイルミネーション機能や
パーティーブースターと呼ばれる効果音機能も、
アウトドア派の人には受けるかも知れませんね。
それでも、この製品を
オーディオコンポの一員と呼べるかと問われれば、
決してナチュラルではなく誇張された音なので
“?” となってしまうのは否めません。
なのでオーディオコンポと言うより、価格が手頃な
パーティーグッズや生活アイテムの1つと捉えた方が、
しっくり来る製品なのではないかと私は思います。
※この商品は現在販売されておりません
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