『ONKYO D-509E』レビュー評価:ピュアオーディオスピーカーとして見ると少し派手な印象だ!

部屋の中でかさばらない、
小型ブックシェルフタイプが最近の流行の一方、

映像も一緒に楽しみたいAV派に人気なのが、
トールボーイ型スピーカーです。

 

床の上に直接置くスタイルなので、
大型TVの両脇に並べると非常にカッコ良く、
音響的にもバランスの良い音場が生まれるんですね。

 

単なる大型フロアスピーカーでは容積が大き過ぎ、
いかにTVが大型でもスピーカーの存在感に負けてしまうので、
スリムなトールボーイ型が受けるのです。

スリムと言うだけに大口径のウーファーは搭載できず、
量感の不足する分は、別途にサブウーファーで補います。

 

さて今回は、
ONKYO製品の中でもベストセラーになっている、

トールボーイ型スピーカーシステム
「D-509E」をピックアップしようと思います。

 

本来、ホームシアター用として開発された製品ですが、
これを純粋にオーディオスピーカーとして考慮した場合、
音質はどうなんでしょうか?

 

ユーザーのレビューを参考に、
評価してみたいと思います。




 

ONKYO D-509Eは、ピュアオーディオたる製品に相応しい?

 

D-509Eは、130mm口径の
ツインドライブウーファーとスコーカー、

そして30mm口径のリングツイーターからなる
3ウェイバスレフスピーカー設計。

 

130mmのコーンが3つ並んでいるので、
初めはウーファーとツイーターの2ウェイ構成で、

下の2つのコーンは低音増強用のドロンコーンかと思いきや、
この2つがウーファーなのでした。

 

ツイーターの下にある中音用のスコーカーと、
ウーファーが同じ径とは、ちょっと珍しい構成ですね。

そしてバスレフポートは、背面にあります。

 

ホームシアター用スピーカーは、
迫力を第一に重視する必要があります。

そのため、本機もバスレフポートと
ツインドライブを採用しているのです。

 

しかし場合によっては、出過ぎる低音を抑えるため、
付属した2コのスポンジでポートをふさぎます。

ユーザー自らの手で、
低音エネルギーを調整してほしいとの
メーカー側の配慮なんです。

 

また底部に設置するコルクベースと、
金属製のスパイクも付属されています。

これらをうまく使うことで、
低音の締まりを向上させることが可能なんですね。

 

それからさらに、
バスレフダクト下にあるスピーカー端子は金メッキ加工され、
端子の経年劣化を防ぐのに役立っています。

しかもこの端子は1本あたり4コ装備しており、
バイワイヤリング接続できる気の配りようですよ。

 

単にAV用、つまり、ホームシアター専用の
スピーカーシステムではない、

ピュアオーディオにも対応する
製品なんだと主張しているようにも見えますね。

 

では、本機の音質はどんなものでしょうか?

 

すでに使用している、
ユーザーの皆さんのレビューを集めましたので、
覗いてみることにしましょう。

その後で、私なりのD-509Eの評価をして参ります。

 

ONKYO D-509Eのユーザーレビュー

 

★「当方基本的には、アニソンメインで音楽を聴いている。女性ヴォーカルの曲は上部までのびやかに高部が伸び、中音域・低音域共に素晴らしい音で奏でてくれる。また男性ヴォーカルの曲は中音域を出しつつも、出すぎなくらいな低音域と相まって、とても良い雰囲気を醸し出してくれる。アカペラの曲は再生できる音域が広いため、ハモリなどとてもきれいに聞こえる。そのため、たくさんの音が同時に再生されるクラシックなども、かなり良い感じで再生できた。」

★「この509Eは、ポートにスポンジを入れないとややブーミーなので、スポンジを入れる角度・深さで低音を調整すれば癖のない素直な音で、モニターライクな音を求める方ならストライクだと思う。ハイエンドクラスと、価格差くらいの音の差があるかと聞かれたら、正直、価格差分の音の差があるとは思えない。組み合わせるAVアンプは出来れば各社の上位モデル、可能なら2番目~最上位を推奨する。そうでないと509Eを活かせないと思う。」

★「評価が良いし安いので買ったが、期待が大きかったせいか、私には余り良い印象はない。”上は伸びず” “下は沈まず” って言った印象は否めない。私のアンプには合わない、非力だと感じざる負えなかった。」

★「確かに低音域の音量は、普通のSPの1.5倍から2倍出る。そして中高音も出すぎる事なく、非常に良いバランスで出る。JBLのSPと比べると、クリアな低音というか素直な自然的低音だ。着色や脚色も無く、素直な原音が忠実に出て来ると言う表現だろうか。私はあまりクラシックは聴く方ではないが、このSPからはナチュラルな音で表現されると思う。」

 

ONKYO D-509Eの評価

 

D-509Eは、基本的にホームシアター用
スピーカーとして作られたことで、

AVアンプとの組み合わせでは、
やはり音色より迫力を重視した音質です。

 

ピュアオーディオとは離れた音質と言えます。

 

ただ、このスピーカーはアンプに影響されやすいのか、
使うアンプ次第で本来の実力が
発揮できない場合があるようですね。

音圧レベルは84dB/W/mと、まあまの音圧で出力されますが、
インピーダンスが4Ωと低いので、
できるだけ高出力のアンプを使う方が良さそうです。

 

特に、純粋にオーディオスピーカーとして使うなら、
やや上級のアンプにつないだ方が低音の迫力をそのままに、
中音の押し出し感・高音の繊細さも味わえることでしょう。

もちろん、ただ床にポンと置くだけでは
低音がボワついてしまいます。

 

なのでしっかり付属のスパイクをかまし、
それでも低音が落ち着かないようなら、
ポートにスポンジを入れる調節が必要です。

また可能なら、バイワイヤリングで接続すると、
低音と高音の分離が良くなるので、
より音質が向上するに違いありません。

 

その場合、付属するスピーカーケーブルでは
やや細くて音質的に頼りないので、
別途に太くて信号の伝達性の良いものを使うと効果的でしょう。

 

ある程度鳴らし込みが必要なスピーカーですが、
きちんと調節することでピュアオーディオにも十分通用する、
ONKYOらしいしっかり感のある音を楽しめるものと思います。

 

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