『Panasonic SC-PMX150』レビュー評価:SC-PMX100との違いはナニ?

 

ミニコンポとしては比較的上位クラスに属し、
人気のあったPanasonic SC-PMX100が、
「SC-PMX150」にモデルチェンジしました。

品番は変わりましたが、
見た目はソックリで写真では判別不能です。

 

と言うか、大きさもデザインも全く変わっていません。

一見何も変わってなさそうなPMX150なのですが、
PMX100の良さを伝承するように中身を変え、
さらなる完成度を高めたモデルになっています。

 

今回はPMX150の魅力をユーザーレビューで評価し、
PMX100との違いを検証したいと思います。




 

SC-PMX150のハイレゾは、DSD方式を新採用

 

ハイレゾ音源が手元にあるのなら、本機だけで
ハイレゾサウンドが楽しめるのがPMX150の特長。

 

PMX100もハイレゾ対応でしたが、このモデルは
一般的な「PCM方式」と呼ばれるデジタル方式でした。

PMX150は同じハイレゾ対応でも、
より進化した「DSD方式」を新採用しています。

 

これはどんなものなのか、簡単に表現すれば、

『デジタルで録音されたものでありながら、
アナログ音源のように滑らかな音で再生される』

と言うことになります。

 

つまりデジタルなのに、音質は
一歩アナログに近づいたものなのですね。

 

さらに、「CDハイレゾ.リマスター」機能を新搭載。

これは普通に録音されたCDの音質を、擬似的に
ハイレゾ化された音質で再生できる技術なんです。

 

お手持ちのCDが、よりオリジナルの音源に近い
音質で再現される訳です。

 

また「内蔵パワーコンディショナー」採用により、
小さな音量時でもノイズが少なく、
よりクリアな音で楽しめるようにもなりました。

その他、使っている部品を見直し、
さらなる高音質なサウンド再生を可能にしています。

 

レビューから見るSC-PMX150の音質

 

ではこのミニコンポの、
実際の音質はどんなものでしょうか。

すでに使っているユーザーさんのレビューを基に、
魅力を探ってみましょう。

 

★「CDとe-onkyoでダウンロードしたハイレゾ音源とで比較したところ、60代半ばの私でも音の違いを明確に実感することができた。音の透明感や広がり感が違い、ボーカルの子音や息づかいがとても綺麗に聞こえる。」

★「作りに高級感があり、小さなスピーカーでありながら結構迫力もあってパワーもある。低音と高音がつまみで操作できるので、簡単に迫力ある音質にできるのが良い。」

★「購入後、2ヶ月が経過。最初は硬かった音が、だんだんと柔らかくクリアになってきた。音質はおおむね満足。不満点としては、起動が遅いこと。またUSBメモリーを読み込み中に別の操作を入力すると、フリーズしてしまう。後は、リモコンでの操作性がイマイチなことだ。」

★「低音から高音まで高音質。特に小音量時の音質が良い。しっかりした低音が出る。」

 

SC-PMX150は、ハイレゾとその他のソースの音の差が明瞭

 

ミニコンポはハイレゾ対応とうたっても、実は
それは入力からアンプの出力までを指す機種が多いです。

なので、あなたの耳までハイレゾ音質を届けるためには、
ハイレゾ対応のヘッドホンを使わなくてはなりません。

 

ところがこのSC-PMX150では、付属スピーカーに
スーパーソニックツイーターを搭載。

ハイレゾ音源さえあればそのまま
このスピーカーでハイレゾを再現できます。

 

実際に聴いてみると、実に伸びやかな
高域が再生されるのが分かります。

最初こそ低音から高音までやや硬調な印象で、
ソースによっては高音がキツく感じることもあります。

 

しかし、慣れると少しずつ角が取れマイルドになり、
高音のシャープさがむしろ快感に思えて来ますよ。

低音も弾むようになって、スピーカーの大きさの割に
重低音が出ていることに気づくでしょう。

 

全体的に白黒ハッキリさせた音質なので、
こもりのないクリアなサウンドを好む人は、
気に入るに違いないのではと思います。

 

ハイレゾと、CDなどのデジタル音源の音の違いを
明確に感じてみたいあなたに、
おすすめのミニコンポと言えるでしょうね。

 

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