小型ながらハイレゾ対応スピーカー
「ケンウッド LS-NA7」の音質を、
レビューで評価してみたいと思います。
デスクトップに相応しい小型サイズながら、
ハイレゾ再生に対応するスピーカーシステム。
バスレフ構造を基本としながら、密閉型のように
キレの良い低音を再現する “ダンプドバスレフ型”
を採用しているのが特徴です。
そのため、豊かながら一方で自然で歪みの少ない
低音再生を可能にしたモデルになっています。
のエンクロージャー(キャビネット)は、
MDF製の補強材をしっかり入れて強度を高め、
サイズを超えた響きを奏でると言います。
では、実際の音質はどんなものでしょうか?
すでに使いこなしているユーザーの
皆さんの声を参考に、検証しましょう。
★「小さなボディのモデルが欲しくてアクティブスピーカーも考えたが、やはり音質にはこだわりたいと考え直し、このブックシェルフに決めた。音色は明るめで、低音はそれなりに出ていると感じる。本体のエージングと自分の耳慣れで、どのように音が変化するか楽しみだ。」
★「この小さなサイズでこの音なら、不満はない。高音が明瞭で、非常に澄んでいて気持ちが良い。低音も、小型スピーカーにありがちな無理して出している感じがなく、素直にパソコンの音楽を再生する。」
★「サイズの割に低音が出ていてビックリした。しかし、高音域がイマイチ。管楽器などが良く響かない。このサイズに私が求めるのは、低音ではなく豊かな中高音なのだが、このスピーカーにはそれを期待することができなかった。」
★「アンプ(ケンウッドKA-NA7)とセットで購入。それほどこだわりはないのだが、音質はそこそこと言ったところ。デスクトップ上ではギリギリで置けるサイズ。」
このスピーカーシステムの音の特徴は、
わずか8㎝ウーファーながら、
大きさ以上の低音再生ができるところにありますね。
全体的なバランスも、中低音域に寄っています。
この傾向の音が好きな人には、
持って来いのスピーカーと言えるでしょう。
ただ、小さいスピーカーには、小さいスピーカー
なりの音があると考える人もいます。
そんな人は、中高音域にバランスが
寄った音を求めることでしょうね。
このあたりは、このスピーカーの良し悪しではなく、
あくまで好き嫌いで評価が分かれるものだと思います。
そう言ったことで迫力よりも繊細さを重視するのなら、
他のモデルを考慮した方が良いのかも知れません。
ただ誤解のないように述べますが、このLS-NA7が
決して高音不足だと言う訳ではありません。
ソフトドームのツイーターは、40kHzまで再生可能な
ハイレゾ対応ですから、十分に高音も再現できるのですが、
ドンシャリしたきらびやかさは控えた音質なのです。
デスクトップオーディオでも、たっぷり
低音が欲しいとサブウーファーを追加する人もいますが、
それにはスペースも余分に必要です。
あまりスペースを取らずとも、できるだけ低音を伸ばしたいと
思うのであれば、本機を選ぶのも良いのではないでしょうか。
アンプも、同時に開発された同じケンウッドの
KA-NA7を組み合わせれば見た目も良いし、相性の良い
聴きやすいサウンドが楽しめるのではと思います。
※この商品は、現在販売されておりません
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