小さくても低音に魅力のあるスピーカー、
ウッドコーン搭載コンポ「JVC EX-NW1」
を、レビューで評価して行きたいと思います。
まるでヘッドホンアンプかと間違えそうな、
ハイレゾ対応の小さなレシーバー。
余分な機能はできるだけ排除して、
この独特のスピーカーを鳴らすためだけに誕生した、
PCオーディオコンポと言えそうです。
ですからこのコンポに触れるには、まずウッドコーン
スピーカーの魅力を知っておく必要があるでしょう。
そこでまず、ウッドコーンスピーカーには
どんなメリットがあるのか、
動画でご紹介したいと思います。
そして、このJVC EX-NW1に搭載された
スピーカーに対する設計者の理念を、
次の動画で確かめてみて下さい。
※一部を除き、英語で語られています。
協力 ilker baykalさん
それでは、このコンポを使っているユーザーの
皆さんのレビューをご覧の上、その評価に入ります。
★「本体もスピーカーも超コンパクトゆえに、箱庭的な趣を感じる。本体はドットマトリックスの液晶表示部を備え、入力ソース名や曲名が確認できる。スピーカーの直径は3㎝と小さいため、低域側の再生帯域は量感こそ限定的だが、デスクトップで楽しむなら不満はない。総じて音質は、ミニコンポの枠を超えハイファイ的だ。見た目に高級感があり、所有する悦びが感じられる。」
★「他にもJVCのウッドコーンタイプのスピーカーを持っているが、大きめのそれらと比べても音は変わりない。温かくて明瞭、深い音に満足している。」
★「このセットでハイレゾの音源を再生中、非ハイレゾのヘッドホンを挿したら、小さく “サー” っとノイズが入っていた。コンポ自体の個体差かも知れないが、気になる人は店頭で試すのが良いだろう。パソコンで管理のハイレゾ音源を再生するのに、適したスピーカーを探していた。しかし、ほとんどが大き過ぎて邪魔。そんな時に見つけたのがこのコンポ。音質・大きさ共に、満足の行くレベルだ。」
★「注目のスピーカーの低音の出方だが、触れ込み通りきちんとした低音だ。音像定位もしっかりしている。ただエレキベースはしっかりしても、ウッドベースは苦手なのか、消化し切れてないような感じに聴こえる。」
さて、いかがでしょうか。
全体的に小型コンポでありながら、見た目
高級に感じるのがとても良いですね。
レシーバーには、FMチューナーやCDデッキは搭載されず、
パソコンに貯めたハイレゾ音源を再生するために
設計された高品質アンプと言って良いでしょう。
目玉は何と言っても、職人技で作られた
見事に小さいウッドコーンスピーカーです。
小さくても、パッシブラジエーターで低音を増強し、
フルレンジで定位の良い音色を奏でてくれますよ。
ただこのスピーカー、ややクセのある鳴り方をするので、
ウッドコーンスピーカーの特性を知った上で視聴した方が
良いかも知れません。
単にBGM的に聴いているだけなら、薄っぺらい
音質のスピーカーに聴こえる場合があるからです。
本来、デスクトップで鳴らすことを前提にしながら、
じっくり聴き込んで本当の良さを知るスピーカーなのです。
単なるマイクロコンポではない、
どちらかと言えば、オーディオ上級者向けの
サブシステムと評した方が良いでしょうね。
なおレシーバーはハイレゾ対応でありながら、
このウッドコーンスピーカーはハイレゾ対応では
ないので、その点は注意すべきです。
※この商品は現在販売されておりません
コメントを残す