録りためたカセットテープや、アナログレコードの音源を
CD-R/CD-RWに録音できるCDレコーダー/カセットデッキ
「TEAC AD-RW950」
を、レビューで評価してみましょう。
オーディオアンプを介さず、直接レコードプレーヤーから
アナログ音源を入力でき、デジタル化させることが可能。
またパソコンでは不可能な曲間なしの連続録音ができ、
カーオーディオで曲間ギャップレス演奏を楽しめますね。
では、実際に使っているユーザーの皆さんのレビューを基に、
AD-RW950の魅力を探って行きたいと思います。
★「カセットテープを使いたくて購入した。性能を追求してもキリがないので、この程度で十分かと思っている。ただリモコンのボタンがあり過ぎて使いづらい。」
★「長年使用していたパイオニアのCDレコーダーが不調になり、思い切って購入。レコードのCD化に使用しているが、本機はカセットのダビング機能も付いている。カセットはあまり期待していなかったが、これが実に快適。過去のカセットを重点にCD化している。それにパイオニアと比べファイナライズが極端に短く、4分強掛かっていたものが1分強になった。良い買い物をした。」
★「価格は手頃だし、音質も良いと思う。しかし、カセットテープの巻き戻しや早送りはとにかく遅い。またカセットデッキ側に照明がないため、高級感に欠けるのは無論のこと、どこまで巻き戻したか全く分からない。」
★「カセットデッキ付機種の業務用がなくなって探していた。双方向ダビングも思ったより安易だった。」
では、検証に移ります。
デジタル媒体でも、MDはなくなってしまいましたが、
それよりもっと古いカセットテープは今でも健在です。
カセットテープが一般的だった時代が長かったこともあり、
資産が残ったままの方も多いことでしょう。
それを理解してか、唯一カセットデッキを現在でも
生産するティアックの姿勢に頭が下がる気がしますね。
高音質を保ったまま、CDにダビングできる製品は、
世界でもティアックだけなのでは?
フォノイコライザーのないレコードプレーヤーも、直性
接続できるのも、同社ならではのアイデアだと思います。
カセットテープへのダビング機能がシンプル過ぎるのが
少し残念ですが、恐らくカセットで音源を残すユーザーは
少ないだろうと言う考えからなのでしょうね。
それよりも残念なのが、せっかくMP3ファイルが使えるのに
USBコネクターがなく、USBメモリーが使えないことでしょう。
これが使えたのなら、本当に優れた
レコーダーになったのではないでしょうか。
しかし、総合的な評価としては最新ではなくとも
貴重な製品として、カセットテープの需要がある限り、
ティアックには頑張ってほしいものだと思います。
※この商品は、現在販売されておりません
コメントを残す