小さなブックシェルフ型から驚きの重低音とアタック音が映える
「デイプラネット jazzman J-01x」
を、レビューで評価してみたいと思います。
従来のスピーカーは、振動板(コーン)の外周が
柔らかいエッジで支えられていますね。
実際に指で触れてみれば、
前後に動くことで分かると思います。
これに対して「J-01x」は、
振動板がスピーカー本体に固定されています。
これを歪振動発生システムとして、振動板に十分な力を
加えることにより、音を出す(歪振動を発生させる)のです。
結果、どのスピーカーよりも力強い低音を
再生させることが可能、というわけなんですね。
ちなみに高音を再生するツィーターは、
他のスピーカーと同じタイプのユニットを採用して、
2wayスピーカーとして構成されています。
本体の大きさは、縦508mm x 横308mm x 奥行き105mm、
重さは6.3kgですから、この小さなボディからよくも
こんな重低音が出るものだと感心させられますね。
では実際に購入した方のレビューを参考に、
この商品の魅力を検証してみましょう。
★「率直な意見として、これだけスピーカー本体がコンパクト且つ重量が重くないにも関わらず、かなりのボリュームとパワーの出るスピーカーという印象が強い。実際に聴いてみて『ベースの音がクッキリ立っている』と表現したい。
例えば、ホームパーティの最中に大勢の客がざわざわしている中でも、ベースの音が隠れることなく耳に聞こえるのはもちろんのこと身体でも感じる、といえば通じるだろうか?そんな感覚だ。
また、時々古いレコーディングのもので、使用楽器がウッドベースなのにこれはエレキベースか、と疑いたくなる薄っぺらい音の録音があるが、それとは真逆で低音に厚みのある、しっかりとしたベース音が楽しめる。
それだけ厚みのあるクッキリと立ったベース音の低音が聞こえる中、高音もバランス良く透き通ったようにしっかりと聞こえるため、高低の音のバランスが良く設定されていると思う。」
いかがでしょうか。
レビューで分かるように、音像をクリアに表現できる
低音をベースに、中音と高音をバランス良く配置
した音に構成されているのですね。
まずは音楽は低音ありきという設計思想で、ジャズが
最も心地良く聞こえることが、ジャズ専用スピーカー
といわれるゆえんなのでしょう。
ただ設計者のお話では、オーケストラの響きも
視野に入れているということなので、他のジャンルを
聴いても決して不自然にはならないだろうと想像はできます。
この「J-01」は気軽に買える価格ではないので、
購入には慎重さが求められますが、
ジャズ好きでベテランのオーディオマニアには、
目が離せない魅力を感じてしまうのは必須でしょう。
同じジャズファンとして、私もそうなってしまいそうです。
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