リスニングルームの広さの関係で
小型スピーカーしか置けない人や、
サブで使うので小型で十分と言う人は、
日本人なら多いと思います。
そんな人達であってもできるなら、
迫力ある音で元気なモデルが欲しいと
望んでいることでしょう。
サブウーファーを追加するには大げさだし、
左右2台だけで高音低音のバランスの良い
スピーカーがあれば欲しいなぁ・・・。
そんな方・そんなあなたなら、
このスピーカーシステムはいかがでしょう。
ツイーター再生能力に優れ、
ハイレゾ再生可能な
「ケンウッド LS-K901」です。
今回はLS-K901に付いて製品の魅力を
ユーザーレビューを基に、
検証・評価したいと思います。
ケンウッド LS-K901は低音のパンチ力が第一に印象的だ
LS-K901は幅16x高さ27.1x奥行き27.1㎝と、
かなり小型サイズとなる
バスレフ型ブックシェルフスピーカー。
幅と高さだけ見れば確かに小さいですが、
奥行きは高さと同じですから、
良く見るとかなり分厚いデザインです。
ウーファーは12㎝口径を採用しており
小さなユニットで低音を出すため、
奥行きで容積を稼いでいる感じです。
ちなみにツイーターは、
2㎝口径のドーム型を搭載。
100kHzまでの再生を可能にして、
ハイレゾ対応としています。
ここであるユーザーの方の動画より、
本機の全貌を映像でぐるりと
一周回ってご覧いただきましょう。
協力 sakutaro1969さん
動画では
音は鳴っても音質が確認できませんが、
見た目に高級感は感じられたのでは?
ウーファーの動きも分からないので、
文章で解説しましょう。
スムーズな駆動を実現するため
軽くて高剛性のグラスファイバーを採用、
エネルギーを押し出しやすくしています。
その効果として、パンチ力があり
切れの良い重低音を実現。
ツイーターはハイレゾ対応とするため、
アルミニウム製の振動板を採用しました。
本体前面バッフル板のへりが
ちょっと変わった削られ方をしていますが、
これは音を歪ませる不要な回折波を低減し、
クリアな音を出すのに一役買っています。
重量は約4.2㎏。
大きさからするとさほど重くありませんが、
すっと持ち上げられるほど軽くありません。
ボリュームを上げて鳴らしても、ボディが
簡単に共振することはないでしょう。
スピーカー端子は動画で見た通り、
バナナプラグに対応しています。
しかし残念ながら、
バイワイヤリングには対応してませんね。
ではLS-K901の実際の音質は、
どんなものでしょうか。
視聴した皆さんのレビューで、
確かめてみたいと思います。
ケンウッド LS-K901のユーザーレビュー
★「高解像な高音・広がりのある中音・豊かで自然な低音、そしてこの箱からなんで?と思うばかりの重低音。流石に10万円クラスの良品には適わないが、5万円以下の価格帯の商品なら駆逐するすると言っても過言ではないと思う。実際ZENSOR3も仕事場で使っているが全音域で若干上をいく。」
★「発売後5年以上経過していたので迷ったが、視聴する機会があり、サイズから想像できない低音の量感と分解能の高さから購入した。マンションなので小音量で聴くことがほとんどだが、セッテイングにより音像定位が明確になり、高CPのスピーカーというのは評判通りだ。まだエージングの途中なので高音域のかたさが残っているが、これから良くなると期待している。」
★「後輩に付き合って、いろいろ視聴していたときにこのスピーカーも視聴したが、2・3万円位のコンポに付属していたスピーカーかと思った。まぁ、見た目はコンポの付属品スピーカーよりも高級感があるので、人目を惹く感じはあったかも知れないが・・・。FOSTEXのかんすぴよりも少しだけワイドレンジてだけで、音質は同程度くらいかな。ツイーターがある分だけ解像度がある様に感じるが、主旋律付近の音域で勝負したら負けちゃうかも知れないね。KENWOODを好きか否かは別として、2万円台のスピーカーって激戦区なので、他とじっくり比較した方が良いと思う。」
★「購入して早一年が過ぎた。先ず変わったのは低音。ウーファーのエッジがゴム系なので、どちらかと言うとボンボンしていた感があったが、エージングによりズンズンとした音に変わった。結果、エレキベースのチョッパーとウッドベースの響きも俄然良くなり、低音が良くなったので、楽器の定位や音の深みも増した。それからヴォーカルが全体的に前に出て来た。とても聴きやすい。ストリングス系の音も透き通る様になった。かなりポテンシャルの高いスピーカーなので、グレードの高いアンプでの視聴をお勧めする。」
ケンウッド LS-K901の評価
LS-K901は大きさからすれば
結構低音域にエネルギー感のある、
重低音が多めに排出される
スピーカーだと言えるでしょう。
ケンウッドのスピーカーは、
どのモデルも低音域が充実した傾向ですが、
本機もご多分に漏れず
低音の量とキレが備わった製品です。
小音量でも低音のバランスが崩れないので、
量感を犠牲にせず満足感は高いと思います。
低音が目立つことで
中音は少し引っ込んだ感じとなり、
ボーカルを中心に楽しむ方だと、少し
物足らなく思うかも知れませんね。
高音はハイレゾ対応だけあり、
澄んだ音に聞こえます。
ただソースによっては
使い初めは “サ行” が目立ってキツイ、
と言ったレビューもありました。
しかし、聴き込むに従い
まろやかになるそうなので、
“ハイレゾ対応=高音キツイ” とは
言い切れないでしょうね。
全域に渡り迫力があるスピーカーですが、
決してドンシャリ系の音ではなく、
デジタルでもアナログなジャンルでも、
そつなく音楽を楽しめると思います。
価格からすれば、コスパは高いと言える
スピーカーシステムでしょう。
本機は2013年登場のモデルで、
かなり作り込まれており
随分と完成度は高いはずです。
すでに欠品が出ている販売店もあるので、
気になったあなたは、早めに
店を訪れた方が良いかも知れません。
※この商品は、現在販売されておりません
出典 sakutaro1969さん
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