『marantz HD-AMP1』レビュー評価:音質は中低音にバランス!USB-DAC内蔵プリメインアンプ

デスクトップ上で、PCオーディオの
音質を楽しみたい方は多いことでしょう。

 

デジタルアンプなら、
PCに溜めたハイレゾなど、
デジタル音源を直接取り込めます。

後はハイレゾ対応のヘッドホンや、
スピーカーを用意すれば、
本格的なPCオーディオの完成です。

 

そんなデジタルプリメインアンプとして人気の、
「marantz HD-AMP1」にスポットを当て、
ユーザーレビューを基に評価してみましょう。




 

CONTENTS

marantz HD-AMP1は、小さくても本格的なデジタルプリメインアンプ

 

HD-AMP1は純然たるデジタル構成のアンプで、
他のマランツのモデルと比べ、
顔付きが随分異なり高級感があります。

 

大きさも、フルサイズアンプと比べ小さく、
ミニコンポのレシーバーほどのサイズ。

重量も5.8kgしかありませんから、
小さくて軽いと言うのが、
デジタルアンプの特徴になるでしょう。

 

なので、
PCと並んでデスクトップに置いても、
違和感がありません。

デジタル入力は、
同軸デジタルx2・光デジタルx1と
充実しています。

 

それにUSB-DACを内蔵しているので、
USBメモリーを使って、
簡単にデジタルデータを入力できます。

 

CDやSACDのデータ入力は
同軸デジタルか光デジタルで行い、

PCからのデータ入力は、
USBメモリーを使うのが良いでしょう。

 

前面パネルのスイッチ類は最小限にまとめ、
トーンコントロールなど細かい設定は、
付属のリモコンで行うようになっています。

でもオーディオコンポらしく、
ボリュームやインプットセレクターが大きくて、
使いやすさはなかなか良いものがありますね。

 

パネル真ん中に、大きな
ディスプレーを配置したのも
グッドだと思います。

 

ボディは小さいのにもかかわらず、
パワーは余裕の35W+35W(8Ω)。

大きさの割にパワーが出せるのも、
デジタルアンプのメリットですね。

 

デザインバランスからすると、
小型ブックシェルフスピーカーがお似合いですが、

高能率ならフロアスピーカーであっても、
十分に鳴らすことができるでしょう。

 

高性能ヘッドホンアンプも内蔵していて、
対応ヘッドホンでハイレゾ再生できます。

ですが、定価が14万円(税別)もするアンプなので、
やはりここはスピーカーで楽しんでもらいたいもの。

 

ではここでHD-AMP1の本体の様子を、
動画でご覧いただきましょう。


協力 Novomusica Tienda de Sonidoさん

 

ボディが小さいと言うのに、
スピーカー端子が異様に大きいですよね。

 

これは、5Φまでの
太い銅芯ケーブルに対応したとのことで、

これを見ただけでも、是非とも
スピーカーで音を楽しむべきです。

 

そして次に気になって来るのは、
やっぱり音質だと思います。

すでに購入したユーザーさんのレビューで、
実際の音質や使い心地を確かめてみましょう。

その後で、私が本機の評価をします。

 

marantz HD-AMP1のユーザーレビュー

 

★「D級アンプらしく音の立ち上がりも早くて、音に曇りがなくレスポンスが良い。小型のボディながらもパワーのある音で、高音域・中音域・低音域ともにクリアに再生される。ロック等のノリの良い曲や、クラシックの様に繊細な曲もそつなく表現され、ボーカル物も良好。なおメインはスピーカー再生だが、ヘッドホンでの再生も私の持っている、SONYのMDR-1RMK2との相性が良く非常に音が良い!パワーはこのアンプのサイズとは思えない、十分パワーのある音が出る。」

★「アンプとスピーカーをほぼ同時に購入したので、どちらがどうというのはわからないが、ミニコンポからのステップアップとしては、充分過ぎるくらい心地いい音で鳴ってくれている。アナログでつないでも、USBメモリーで聴いても凄く良い音だ。また光デジタル接続でテレビと繋いだら、テレビの音も生々しく臨場感のある音に変貌した。気になるノイズも今のところ、素人の私には感知できていない。綺麗な音だと思う。」

★「操作性は、フツーのプリメインアンプといった印象だ。ややセレクターノブのクリックが軽く、心もとない印象がある。背面端子は高級感があり強度もあるので、ケーブルを換える際など楽しめるだろう。パワーは音量だけは小さな筐体ながら、いっぱしにある印象だ。だが、音や音楽は飛んでこず音量だけはあるので、どうしてもうるさく感じ、聴いていてまどろっこしくて物足りない。フラストレーションが溜まる。」

★「音は特に問題ない。アナログアンプでいう、普通のホワイトノイズは全く無く、その点が “違和感” とも感じるのが正直なところだし、自分の中の “広大な音場、不透明な音像、何を聴いても楽しくなる音楽性” と言う、チューニングとヒートアップが完了した重量級アンプ群で聴ける “理想” には程遠いが、何を聴いても破綻のない実に滑らかな音で、この価格や全体の完成度を考えたら素晴らしいと思う。今時の製品らしく、PC内のハイレゾ音源も再生出来る。但しUSB-B端子なので、一方的な垂れ流し再生だ。光や同軸デジタルも同様に基本的にPCM音源のみ対応で、AVアンプの様な様々な音声フォーマットには対応できない。」

 

marantz HD-AMP1の評価

HD-AMP1は、PCオーディオの
中核とするのが一番相応しいのですが、
パワー的に(音量的に)余裕があります。

 

環境が許されるものなら、
ぜひ大型スピーカーで楽しみたい
アンプと言えるでしょう。

 

音域のバランスは中低域にあり、この辺は
アナログアンプ寄りで良いと思います。

 

ただ欠点を言えば、やや
その低音が重量感に欠けることと、

デジタルアンプにありがちな、
音の冷たさを感じることです。

 

全体的に解像度が高くパワフルで、
クセのないジャンルを問わない音質と、
表現するのが相応しいでしょう。

特定のジャンルを問わないことで、
誰にもおすすめできる音だと言えます。

昔からのマランツファンからすれば、逆に
クセのなさに違和感を覚えるくらいかも。

 

しかし、初めて
マランツの音を耳にした方には、
きっと好意的に思われるハズ。

他社のアンプの音質に飽きて
違った音を求めていたのなら、
ちょうど良いアンプに感じられるでしょう。

 

本機は接続するスピーカーによっては、
音の印象が変わるところがあります。

どちらかと言えば、低音に
エネルギーのあるモデルを選べば、
聴きやすくなる傾向があります。

 

小さなボディですが、
比較的大きめのスピーカーを選ぶのが、

本来の威力を発揮する
ポイントになるかも知れません。

 

※この商品は現在販売されておりません

 

 

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