わずか80㎜ほどの厚みながら、低音の音質が評判の
「SONY CMT-X5CD」マルチコネクトコンポ
を、口コミで検証したいと思います。
薄型長方形のシンプルなデザインがとてもオシャレで、
どんな部屋に置いてもピッタリ来るオーディオシステム。
上部からスロットインするCDプレーヤーを内蔵のほか、
“マルチコネクト” と呼ぶだけあり、
色々な入力方法で音楽を楽しめるのが特長です。
また「ポケットビット」と名付けられたUSBメモリーや
対応するウォークマンへ、CDやラジオなど
色々な音源を本体操作だけで録音することが可能。
スピーカーは、65㎜口径の発泡マイカ振動板を用いた
フルレンジを採用し、粒立ちの良い中高音域から、
低音域の再生能力を向上させています。
さらに、スピーカーと同径のパスレフダクト代わりの
パッシブラジエーターを使って、
低音の量感を豊かにさせているんです。
では、CMT-X5CDの実際の音質や
使い勝手はどんなものでしょうか?
すでに使いこなしている、ユーザーの
皆さんの口コミで検証してみましょう。
★「私は、一般の方より少しだけ耳が肥えていると自負しているが、コンパクトなボディサイズからとは思えない良い音が出る。高音域がクリアで、なおかつ低音も厚みがあるので、アコースティックギターの箱鳴りの倍音がみごとに再現される。ピアノやバイオリンも綺麗に鳴る。またウォークマンがあればBluetoothで接続できるので、ジュークボックス化できて凄く良い。」
★「ステレオ感はあまりないが、それ以外は満足な音だ。バランスの良いキレのある音。スピード感があって、締まりのある低音から中高音までなかなか伸びやかだ。低音が変にモコモコしないのも好みだ。本体の起動とCDが再生できるようになるまで若干モタ付くが、慣れれば気にならなくなる。」
★「音には不満がないが、本体がスリムタイプなのに、電源プラグを真後ろから直角に挿すようになっている。本体の厚みに、プラス3センチほど後ろにスペースが必要。スリムタイプをうたうなら、側面に挿すか、裏面に水平に挿すようにしなければダメだ。惜しい。」
★「音はサイズの割に良い。間近で聴くと、音質設定により重低音が出ているのが分かる。USBメモリーに大量の楽曲を入れても、i-Phoneからの操作で選択できる。ただ、フォルダ名が日本語で表示されない。さらに、なぜかこの製品にはヘッドホン端子がなく、とても不便だ。」
さて、いかがでしょうか。
スリムでシンプルなデザインが受け、
全体的に音質の評判も良い
オーディオシステムだと思います。
スリムなボディながら、厚みのある低音を再生するのは、
パッシブラジエーターの効果ならではのものでしょう。
さすがにスピーカーが独立したミニコンポほど、
音の広がりやクオリティの高さはありませんが、
それでもCDラジカセにはない迫力ある音を再現します。
残念なのは、レビューにもあるように、
背面からまっすぐ突き出た電源ケーブルです。
本体をピッタリ壁にくっ付けようと思っていた人は、
ちょっとガッカリしてしまうかも知れません。
プラグは側面に挿すか、プラグ先端を90度折り曲げた
デザインにすれば良かったのではと私も思います。
スマホやパソコンに入れた音源を、
ワイヤレスで再生できるのも便利ですが、
これはまあ最近の製品では常識的な機能でしょう。
しかし、CDやAM/FMラジオなどが本体操作だけで
録音できるのは便利で、評価できますね。
録音できるのは、ソニーのポケットビットUSBメモリーや
対応するウォークマンに限られますが、それでも他機には
あまり搭載されていない機能なので、貴重だと思います。
また、付属するリモコンの機能はシンプルなのに、
Bluetoothのペアリングはリモコンでなければできない
不便さは、ちょっと気になるところ。
とは言え、総合的には、ミニコンポほどかさばらず
ラジカセより高音質なことで、サブシステムとして
十分価値あるオーディオプレーヤーと評価しましょう。
※この商品は、現在販売されておりません
コメントを残す