このところ、日本では自然災害が続いていることで、停電対策用にポータブル電源の利用が話題になっています。
ポータブル電源(略してポタ電)はモバイルバッテリーと違い、はるかに電力量が多いので、家電を動かしたりすることも可能です。
ただこの機器は種類があまりに多く、災害用として備えるには、どれを選べば良いか悩む人も多いでしょう。
結論として端的に言えば、出力1500Wタイプの中からチョイスするのが災害用にはおすすめ。
これはどう言うことなのか、その根拠を今回お話しましょう。
ポタ電1500Wタイプは主な家電品を動かせる

ポータブル電源は、代表的なものとして3種類に分けられます。
それは出力が500Wタイプ・1500Wタイプ・2000Wタイプの3つ。
この中で、災害用におすすめなのが1500Wタイプです。
なぜかと言えば、家庭に流れているAC100Vコンセントが1500Wだから。

そのため普段、家で使っている家電品の多くが使えるんです。
さすがに複数同時の稼働は酷であるものの、炊飯器やドライヤーも使用できますよ。
ただ、先日の熊本地震のように、夏季の災害なら大変なことに。
AC100V仕様のエアコンでもこのポタ電での稼働は厳しく、これは事実上使えません。
仮に電源が入ったとしても、このクラスのポタ電ではせいぜい1時間が可動限界。

なのでいくら暑くても、扇風機か水を使う冷風扇にとどめておいた方が良いでしょう。
これらでも連続使用できるのは12時間~13時間ですから、エアコン使用なんてとんでもない話。
これが、1500Wより大きな2000Wタイプならもう少し長く使えますが、それでも3時間くらいが精一杯でしょう。
それに重量が問題。
1500Wタイプが10kg前後なのに対し、2000Wタイプは15kg~20kgほどあり、しかも大きいのでポータブルとは言い難く、保管場所確保にも難儀します。
価格にしても1500Wタイプなら6万~8万円程度で買えるのに、2000Wタイプだと15万~20万円くらいしますから、投資金額がハンパじゃないでしょう。
では逆に500Wタイプはどうかと言えば、重量が5kg前後で価格も3万円ほどで買えますが、USB家電やスマホの充電くらいにしか使えません。
一人暮らしなら何とか間に合いそうですが、家族のいる家庭には完全に役不足でしょうね。
なので、もしポタ電を購入するなら、1500Wタイプのモデルを選ぶのが賢明なのです。
1500Wタイプのおすすめポタ電3選

ポータブル電源の、1500Wタイプを選ぶ大きなポイント。
それは、いかに信頼のあるメーカーの製品を選ぶかです。
ポタ電は趣味性の低い製品なので、機種による機能・性能の違いは少ないもの。
大切なことは、リン酸鉄リチウムイオン電池を使っている・10年以上の長寿命能力を持つ・充電後の自然放電が少ない・メーカーのサポートが充実していることです。
これらを全てクリアし、安心して使えるメーカーの製品を選びましょう。
以下の、3つの代表的なメーカーの製品なら大丈夫ですよ。
Jackery(アメリカ)1000 New

重さ約10.8kgの軽量コンパクトな、容量1070Whのポタ電。
約1時間の急速充電ができ、7つの出力ポートを搭載して、万が一の事故に備え62種類もの保護機能を搭載しています。
メーカー保証も最大5年間。
メーカー責任で、使用済みポタ電の回収に対応しています。
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または
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EcoFlow(中国)DELTA 3 Classic

重さ約12.1kgと比較的軽量な、容量1024Whのポタ電。
大型の冷却ファン搭載で、約60分で0%~100%の充電速度を実現しています。
出力ポートは6つ搭載し、本体上部は100kgの耐荷重仕様で、下部は耐水性能があります。
メーカー保証は5年間。
使用済みポタ電は、無料でメーカーが回収してくれますよ。
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または
Anker(中国)Solix C1000

重さ12.9kgとこの3機種の中では最も重いが、大きさはコンパクトで、容量は1056Whのポタ電です。
100%までの充電時間は、58分の急速充電仕様。
充電100%を長期保管するために主電源のOFF機能を搭載して自然放電を抑制しています。(半年で約5%ほどの放電)
出力ポートは6つあり、メーカー保証は5年間。
使用済みポタ電は、メーカー責任で回収してくれます。
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または
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以上、代表的なポタ電メーカー3社の製品を紹介しました。
ここには載せていませんが、日本にもJVCケンウッドなど、信頼できるメーカー製品があります。
避けたいのは他と比較して、性能の割に低価格のものばかりラインナップしているメーカー製品。
耐久性やサポートに難がある可能性が考えられるので、注意した方が良いでしょう。
停電時の充電に有効なソーラーパネル

災害時の停電に備えポータブル電源を購入するなら、出力1500Wのタイプを選ぶと良いと述べました。
しかし家電品を動かすのに都合が良いこのタイプも、普段の生活の感覚で使ってしまえば、一晩でバッテリーは上がってしまいます。
上がった時点でAC電源が復旧していれば、すぐに充電することで、元のように電気の供給は可能です。
ところが停電が2日以上続いたら、どうすれば良いでしょう。
その方法の1つとして、別売りのソーラーパネルで充電する手があります。
1500Wタイプに良くセットで販売されているのは、100Wタイプのパネル。
ですが、これだと満充電するのに15~16時間必要になります。
充電する日が晴れだったとして、8時間パネルを稼働したとしましょう。
これでポタ電の容量は、半分ほど復活する計算です。
さらに満充電にするには、もう1日掛かることになりますね。
その間、ポタ電は使わないで置かないといけないし、また充電する日の天気が悪ければ、充電に要する時間はもっと伸びるでしょう。
その上、ソーラーパネルの価格は、あなたが想像するよりも高いです。
結果、ポタ電+パネルでかなりの出費になりますよね。

それを考えると、万が一の災害のためであっても、私はソーラーパネルの購入をあまりおすすめできません。
なので、いくら1500Wタイプのポタ電を買ったと言っても、どうしても使わないと困る家電のみの使用に抑え、2~3日電力量を保てる使い方をするのがベストです。
不幸にして災害に遭遇しても、3日も経てば電気が復旧する場合が多いことから、できるだけそれに合うように電力を温存したいもの。
それでも、ある程度予算があって万が一のために備えたいなら、ポタ電と同じメーカーのパネルを選んだ方が良いでしょう。
確実な作動が保証され、安心して充電できるからです。
まとめ

いつ起こるのか分からない災害のために、ポータブル電源を家庭に備えるのはとても有効です。
とは言え、ポタ電は常用する家電ではないことを思えば、大きな出費と感じるのは確か。
ですが備えあれば憂いなしと考えるなら、出力1500Wタイプを購入するのがおすすめです。
家庭のコンセントの出力が1500Wなので、家電品を使うことが可能になるからです。
これをさらに2000Wタイプを選べば、気持ちにもっと余裕が持てますが、値段が高いばかりでなく非常に大きく重くなるし、置き場所を確保するのが大変になります。
逆に500Wタイプでは出力も容量も不足して、家族で使い分けるには役不足となるんですね。
もし購入するとしたら、あまり価格の安いモデルは、性能面・安全面で不安なので避けるようにして下さい。
製品そのものにこだわるより、評判の良い有名メーカーのものから選んだ方が、消耗して破棄する際にサポートを受けられて安心です。
破棄する際に、自治体や業者の回収サービスを受けにくい商品と自覚しないといけません。
ポータブル電源は、災害時にどうしてもないと困るものではありませんが、あると役に立つのは既述の通り。
ただ、購入したなら、できるだけ普段から使う用途を考えて、有効に役立てるようにしましょうね。




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