パソコンでも高音質を求めるユーザーは多く、その中で比較的コンパクトにまとめた、横長のサウンドバー型PCスピーカーを先日いくつかご紹介しました。
しかしユーザーの中には、多少サイズが大きくなっても、もっと迫力サウンドを求める方もいらっしゃるでしょう。
それならば、よりオーディオ志向の、本格的PCスピーカーを狙うと良いかも知れません。
レコーディングスタジオで重宝されるモニタースピーカーも、その選択肢の1つに値すると思います。
その中で、Edifier(エディファイア)のスタジオモニタースピーカー「MR5」は、定評あるモニタースピーカーシリーズの上位モデルとして、2025年夏に登場したモデルです。
126mmウーファー、112mmミッドレンジ、そして25mmツイーターと言う3ウェイスピーカー構成を採用し、重低音から高音までバランス良く再生できるのが最大の特徴。
スピーカー本体にアンプを内蔵するパワードスピーカーなので、別途オーディオアンプを用意する必要はありません。
それでいて接続は、有線・ワイヤレス両対応の豊富な入力、そしてスマホアプリでのカスタマイズまで可能と言う汎用性の高さが魅力です。
今回はそのMR5の実力を、わかりやすく解説・レビューして行きましょう。
MR5は3ウェイ構成で広い音域をカバーし スタジオクオリティの音を追求

高音質なPC用スピーカーは、低音と高音を2つのドライバーで担当する「2ウェイ構成」が多い中、MR5は低音・中音・高音を独立した3つのドライバーで再生する「3ウェイ構成」を採用しています。
これにより低域から高域までバランス良く、情報量の多いサウンドが得られます。
具体的には、
・126mmウーファー:重低音を含め低音域をしっかり担当
・112mmミッドレンジ:人の声や楽器の存在感を再現
・25mmツイーター:シルクドームで高音の伸びやかさを実現
しかもMR5は、フラットな再生可能周波数特性(46Hz~40kHz)を持ち、原音に忠実なサウンドを目指した「モニタースピーカー」ならではの再現力になっています。
特に本機は、ウーファーを一部のサブウーファーのようにユニットを下に向け、さらにバスレフポートを設けることで、より力強い重低音が再生できるような構造になっているんです。

これにより音楽制作だけでなく、パソコンでの映画やゲームでも、細かな音の表現が楽しめますよ。
初心者の方にも分かりやすく言うと、「小さなスピーカーなのに、低音から高音まで厚みのある音がしっかり出る」― そんなイメージです。
特にポップスやロックなど、低音のビートをしっかり感じたいジャンルでその違いが分かるでしょう。
BluetoothもLDAC対応&豊富な入力で使い勝手抜群

MR5の特徴として、使い勝手の良さも大きなポイントです。
まず Bluetooth 6.0 に対応し、LDACと言う高音質コーデックでワイヤレス再生が可能(スマホなど対応機器が必要)です。
これによりケーブルレスで、高音質再生を楽しむことができます。
また有線入力もかなり充実しています:
・XLR(バランス)
・TRS(バランス)
・RCA(アンバランス)
・AUX(ステレオミニ)
・ヘッドフォン(ミニジャック)出力

クリエーターやミュージシャン等、プロの間で使われるXLRやTRS入力があるのは特筆すべき点。
ミキサーやオーディオインターフェイスと直接つなげられるので、音楽制作や配信環境にも対応できるんですよ。
初心者であっても、スマホやパソコンなど幅広い機器と簡単につなげられるため、「とりあえずスピーカーとしてつなぐだけ」で、音楽や動画のサウンドをしっかり鳴らすことができます。
これは日常使いとしても大きなメリットですね。
専用アプリで音質をカスタマイズ!フロントノブも便利

MR5は、フロントのノブ操作だけで、ボリュームと3種類のサウンドモードに切り替え可能です。
ノブ長押しで電源ON/OFF、ノブ短く押してサウンドモード切り替え、ノブ左右に回してボリュームと言うあんばい。
また、これとは別に「Edifier ConneX」という専用アプリが用意されており、スマホから音質のカスタマイズや、音を聴くルーム補正の設定ができます。

アプリの主な機能として、
・EQカスタマイズ(イコライザー調整)
・ルーム補正(音を聞く部屋の環境に合わせて音響を最適化)
・モニター/ミュージックの音質切替
・マルチポイントBluetooth接続管理

さらに、本体背面にも高域・低域の調整ノブ(トーンコントロール)があり、アプリなしでも直感的に音質を変化させることが可能です。
これにより「高音がちょっと耳につく」「低音をもう少し出したい」など、細かな好みの調整がしやすくなっています。
オーディオ初心者の方は、まずアプリのプリセットからスタートし、慣れてきたらカスタムEQを使って自分好みの音に仕上げると良いでしょう。
出力・パワー・音質評価まとめ(メリット/デメリット)

メリット
1.音の厚み・表現力が高い
3つのアンプでそれぞれの帯域を受け持つことで、ボーカル・楽器・低音までバランス良く再現。
バス:30W+30W・ミッドレンジ:15W+15W・ツイーター:10W+10W・総合計110W
録音に忠実な再生が必要とするモニター用から、音楽鑑賞用まで幅広く対応しますよ。
2.豊富な接続・高音質ワイヤレス対応
有線・ワイヤレス双方で高品質再生が可能。
パソコン・スマホ・オーディオインターフェースなど、多彩な機器とつなげます。
3.カスタマイズ性が高い
アプリやノブで音質微調整が可能。
設置環境に合わせて、フラットにも味付けありの音にもできる柔軟性が魅力です。
4.パワフルな出力で中規模空間でも使える
合計110W出力・最大101dBの音圧により、近距離からリビングサイズの部屋まで、十分な音量で楽しめます。
デメリット(注意点)
1.サイズと重さ
3ウェイ構成だけあり、PCスピーカーとしては本体がやや大きく・重さもあるため、デスクスペースはある程度広さが必要です。
2.USB直結(USBオーディオ)には未対応
パソコンと直結でUSB接続できないため、デジタル接続したい場合はDACが必要になる。
3.一部ユーザーでノイズやヒス音の報告あり
オンライン掲示板では、待機時や高音域で軽いノイズを感じると言う意見もあるため、環境や接続機器によっては音の出方に差が出る場合がある。
4.アプリカスタマイズにややラグあり
アプリによるEQ設定の反映が遅いという声もあり、直感的な調整に慣れが必要だと言うレビューもありますね。
ユーザーレビュー
ではここで、実際にMR5を使用する、ユーザーの皆さんの感想を覗いてみましょう。
いくつかネット上で見つけたので、ご覧になり参考にして下さい。
★「もともとはモニター用のスピーカーだが、普段使い用としてもかなり音質はいい。サウンドバーほど広がりがないのかな・・・と心配していたが、しっかり音の広がりも感じられて、映像用のスピーカーとしてもいい。Bluetooth接続やイコライザーも付いているので、家庭のメインスピーカーとして置いておくなど、ほんとオススメだ。」
★「全体的に滑らかで美しい音のバランスで広がりもあり、低音は太くまろやかで抜けていく感じだ。ただ、低音が強い曲の時は、少し大きい音量で聴くと割れたような歪む音になる。後ろの低音調整のつまみで下げられるが、低音のこの問題は、エージングで改善されるのか試してみたい。」
★「3WAYスピーカーなので各音がしっかり聴こえる。とはいえ分離している印象はなく、クセのない音。かなり聴きやすく低音もしっかり。定価4万円のスピーカーとは思えない満足感がある。ひとつ注意点。かなり大きめのスピーカーなので、設置できるか寸法をチェックしてから購入してほしい。」
★「主に書斎でのスマホの音楽再生用として購入した。本格的なスピーカー購入は初めてであるため、他機種との比較はできないが、LDAC対応ということもあってか、各音域の音質はしっかりしており、またバランスも取れていると感じ、当該用途としては申し分ないものだと思う。また、イヤホンジャックやAUX入力が前面に配備されており、機能性も高いと感じている。なお、イヤホン接続中は、スピーカーはミュートになる。アプリで各種設定が可能なことや、Bluetooth機器の2台同時接続できることも便利。」
参照:Amazon 楽天市場
まとめ:初心者から中級者まで満足できる “万能モデル”

Edifier MR5 は「サブウーファーのような低音とツイーターの高音、ミッドレンジの奥行き」を兼ね備えながら、モニターとしても日常の音楽鑑賞としても高いレベルで両立したスピーカー です。
3ウェイ構成・豊富な入出力・高音質ワイヤレス・アプリカスタマイズなど、幅広い使い方をカバーしてくれます。
ただしサイズや接続方式など、導入前にチェックしておきたいポイントもいくつかあります。
特にスマホ直結を想定する人は、LDAC対応と実機での音質差を意識すると良いでしょう。
今回は、PCスピーカーとしてMR5を紹介しましたが、パソコンを立ち上げなくてもスマホやレコードプレーヤーの音を再生できることで、一般のオーディオ機器として評価しても良いかも知れません。
総じて、「この価格でこれだけの表現力・機能が得られるスピーカー」は希少とも言えるモデルです。
PC音楽をより深く楽しみたい人、これからステップアップしたい人にとって、間違いなく検討価値のある一台ではないでしょうか。
引用元:PRINCETON AV Watch TickGaget MONOPEDIA
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