ハイレゾ再生はもちろん、CDや他のデジタル音源も
ハイレゾ相当の音質で楽しめるミニコンポ、
「SONY(ソニー) CMT-SX7」を、
ユーザーレビューで評価してみたいと思います。
CDやMP3など圧縮音源もハイレゾ相当の
クリアな音質で再生できる機能は、
「DSEE HX」と呼ぶソニーの技術でできたもの。
高価なハイレゾ音源を購入しなくても、
今持っている音源をハイレゾ並みの音質に
アップコンバートできるのは有難いですね。
このコンポはスピーカーを含め、システム全体が
ハイレゾに対応していて、ハイレゾ再生にこだわる人も
そうでない人も、高いクオリティで音楽を楽しめます。
しかもハイレゾ音源は、ワイヤレスで伝送することが
可能で、ウォークマンにハイレゾ音源を溜めている人は、
このコンポをあなどることはできませんよ。
そこで以上を踏まえ、ユーザーさんのレビューを基に、
CMT-SX7を検証して評価してみましょう。
★「主にウォークマンのZX100を、Bluetoothで聴くのに使っている。最初に新製品で買った時の音と言えば、高音がぎこちなく特に低音が物足りなかった記憶がある。使い始めて2年ほど経つが、今は高音がきめ細かく柔らかくなり、低音の量感も豊かになった。良くスピーカーやヘッドホンは使いこむと音が柔らかくなると言うが、まさにそれだ。あくまで私の耳での感覚だが、バランスの良い音だと思う。」
★「本体の機能性だけでも、相当良いコンポだと思う。開封直後の音は、本来の音とは思わない方が良い。ある程度使いこなしてからが本番。また付属のスピーカーケーブルは、細く頼りないので、さっさと代えた方が良いだろう。スピーカーにエイジングがあっても、スピーカーケーブルにはエイジングがないので、変に長く使うよりは、さっさと代えちゃうのが一番だ。」
★「ハイレゾ対応をうたうだけに高音域も低音域もそこそこ伸びており、満足度は高い。いわゆる “ソニートーン” より、低音を強化した感じである。サブウーファー端子は付いていなくても、付属のスピーカーは結構低音が強いことで、サブウーファーは無くても良さそうだ。発売直後にソフトウェアバグが発覚し、出だしでつまずいた感のある本機だが、2016年6月のアップデート実施後、かなり音が良くなった。今後も継続的にアップデートを続け、音質の追い込みに期待したい。」
★「音は解像度が良く、細かい音も再現してくれる。若干ドンシャリ感を感じるが、抜けの良い音を出してくれる。低音の響きは、スピーカーのサイズからしてこんなものかと。音量は、一般的なリスニング範囲では十分かと思うが、広い場所で大音量を期待するには少しパワー不足かな。また、LEDディスプレイの文字が、下方向からだと見えない点がイマイチ。ハイレゾ対応・コンパクト・オールインワンなコンポとしてはシンプルにまとまっていて、価格も手ごろで良い。」
さて、いかがでしょうか。
このコンポが発売されたのは2015年7月なのですが、
直後に不具合が発覚、一時販売中止になった経歴があります。
その後改良して再販売されましたが、しばらくは
ユーザーの評判は良くなかったですね。
特に音質面での批判が多く、
今回のレビューでは載せてはいませんが、
“ラジカセに毛が生えた程度の音” とも言われたほど。
しかし、その後アップデートを繰り返したことで、
飛躍的に音質や機能が改善され、
現在ではかなり評価が高くなって来ました。
また付属するスピーカー自体も、当初の評価は
あまりかんばしくなかったものです。
ところが今では、エイジングで高音がクリアになり、
低音の伸びも良くなったと言われるようになりました。
重低音の量感も十分感じますね。
ただ、このコンポの全体の大きさは、
マイクロコンポに近いコンパクトサイズなので、
大音量でガンガン鳴らすには
ちょっと不似合いで相応しくない感じではあります。
デスクトップでPCと並べじっくりハイレゾを聴いたり、
ベッドサイドに置いて気軽に音楽を楽しむなど、
一人でデジタルサウンドに聴き入りたい人に向いた、
パーソナルミニコンポと言えるでしょうね。
ハイレゾ対応ヘッドホンを使えば、”正” に
自分だけハイレゾの世界に浸ることが可能です。
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