『オーディオボードの効果』で、音質がどう変わるか探ってみた!

 

オーディ初心者の方には聞き慣れないアクセサリーに、
「オーディオボード」と言うものがあります。

これは、あらゆる硬い素材でできた厚板です。

 

オーディオ機器は、自身が振動を発生する製品でありながら、
他から受ける振動に対し音質に大きく影響されてしまいます。

オーディオボードは、CDプレーヤーやスピーカーの下に設置、
振動の影響を少なくしたりしっかり固定させることで、
コンポ達の能力を最大限に発揮できるよう手助けするもの。

 

今回は、このオーディオボードの
効果について触れてみようと思います。




 

CONTENTS

オーディオボードの用途

 

オーディオボードは、
厚みが10mm~30mmほどの硬い一枚板。

重量はかなりあり、50cm x 50cmほどで
約5kgにもなるものが多いです。

 

このしっかりとしたボードをCDプレーヤーや
レコードプレーヤーなどの下に設置すれば、

スピーカーなどからの振動の影響されることなく、
安定してメカを駆動させることが可能です。

 

また、カーペット・畳、振動を受けやすいオーディオラックに
コンポを置くと、下からもろに振動を受ける形で
ピックアップエラーを起こし、音飛びすることも考えられます。

この音飛びを防ぐためにも、
オーディオボードの使用が有効なのです。

 

スピーカーに関しては、以前
「スピーカーインシュレーター 効果と音質」で述べたように、
インシュレーターを敷くことでしっかりした音が得られます。

しかし、せっかくインシュレーターを使っても
インシュレーターを支える土台が不安定なら、
あまり使う意味がありません。

 

ですからスピーカーは、
インシュレーターとオーディオボードを併用することで、

クリアな低音と伸びやかな高音が期待できるのです。

 

さらに、オーディオボードを
アンプの下に設置したらどうなるでしょう?

アンプはメカが駆動する部分がないので振動を出さないし、
外からの影響も少ないことで設置しても
意味がないのでは?と思われるかも知れません。

 

しかし、アンプはパワーを出すため放熱します。

放熱する影響で、
音質が低下する原因にもなるのです。

 

オーディオボードは熱に影響されない素材を使うので、
アンプに対して冷却効果をもたらす期待ができます。

 

オーディオボードの材質の違いで変わる音

 

以上、オーディオボードの効果をざっと述べましたが、
では、どんな素材のボードを選んだら良いのでしょう?

 

それは単純に言えば、前述のように多少厚みがあり、
硬くて重量のある素材なら何でも構いません。

 

ホームセンターで手に入る木材・プラスチック・石材など、
合板でなく1枚板ならどれも一定の音質改善に効果があります。

ただ素材の違いで、ある程度音質に違いが出るので、
それを少し述べてみようと思います。

 

【木材】の場合、
振動を適度に吸収し低音のボワ付きが減り、

クリアな重低音が期待できるようになります。

 

低音の量感が減ることもあまりありません。

高音にはあまり影響を与えないので、
高音を変化させたくない人には向いています。

 

【石材】の場合、
例えば御影石なら振動を良く吸収し、

機器同士の共振低減に効果があります。

 

楽器の分離が良くなって、
音の定位向上に効果が期待できますね。

低音もスッキリとクリアに聞こえるようになり、
重低音のモヤモヤ解消に大きな期待が持てます。

 

ただ、低音の量感が木材よりも減ってしまう
弱点があるので、注意が必要です。

高音は木材と比べて、若干
強調される傾向にあると思います。

 

ちなみに、レンガやコンクリート板は細かい穴があり、
あまり響きが良くないので効果的ではありません。

このように石材でも、
多孔質な素材は選ばない方が無難でしょう。

 

【プラスチック】の場合、
特に硬くて重量のある

「コーリアン」と言う製品がおすすめ。

 

見た目も御影石そっくりで、低音の
ダブ付きボワ付き低減に大きな期待が持てます。

 

ただ、若干低音の量感が減る傾向があるので、
その点は注意する必要があるでしょう。

逆に高音は響きが良くなり、現状高音不足に悩む人には、
強調されることで良い効果をもたらす可能性が高いです。

 

ホームセンターなど量販店で素材を購入するメリットは、
あらかじめ欲しいサイズを店内で切断してもらえること。

手作り感覚のオーディオボードができあがります。

 

オーディオボード おすすめの既製品

 

オーディオボードは、専門メーカーなら
オシャレな製品が揃っています。

例えば、そのひとつが『TAOC SUB-HC50C』

 

鋳鉄粉入りの高密度木質ボードを、
表面材と裏面材でサンドイッチ構造にしたものです。

振動吸収能力が高いので、特に柔らかい土台に
コンポを設置している人におすすめ。

 

実際に使っている人のレビューです。

★「平坦度バッチリ。まずまずの音質で派手やかだ。ただ音源によっては、高音域がきつくなる傾向がある。」

★「今までにじんで聞こえていた音が見事に解消した。かと言って覇気のないつまらない音になった訳ではない。」

★「これまで若干曇っていた部分の霧が晴れたように思う。特に低音の締まりが良くなり、弦の響く感じがよりリアルになった。」

 

この製品は、厚み22mm・幅49.5mm・奥行44.5mmなので、
CD/レコードプレーヤーやミニコンポの設置ボードとして使うと、
デザイン的にもベストだと思います。

メーカー製品の良いところは、エッジがきれいに加工され、
高級感ある仕上げが楽しめることですね。

 

オーディオコンポの音質向上に、
少なからず効果を与えるオーディオボード。

初心者のあなたも、ぜひ色々選んで、
設置してみてはいかがでしょうか。

 

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